きたまくら・キタマクラ・Canthigaster rivulata
キタマクラ(オス)
フグ目
フグ科
キタマクラ属
キタマクラ
キタマクラ(オス)
2021年10月22日 長崎県五島市にて
ちなみに、こちらがキタマクラ(メス)
(※以下、しばらくオスが続きます。後半メスが登場します。)
キタマクラの体長は13〜15㎝ほどまでしか成長しませんが、
オスは多少大型化します。
キタマクラは、筋肉と卵巣も無毒とされていますが、
皮膚に強毒、肝臓や腸にも毒があります。
青い模様が入ったキタマクラは、オスにみられる模様で、
特に夏場に産卵期を迎えるため、より鮮やかに目立つように婚姻色として現れます。
名前の由来は、「食べると北枕に寝かせられる」と言われているからです。
北枕(きたまくら)は縁起が悪いと言われるのは、
日本では亡くなった人を横たえて寝かせる際に
頭側を北の方角(枕を北)に向けるからです。
ただ、中国では風水の考え方から北を良い方角として捉えますし、
タイでは故人を安置するために北枕にしますし、
インドでは北枕は、お釈迦様のいる極楽浄土に行けると言われています。
この辺りは、国や文化、あとは個人個人の考え方で良いと思います。
この流れで、正式名称が「キタマクラ」になっているのも日本らしいという感じですかね。^^
とにかく、素手で触ったり、食べたりしないようにしましょう。
キタマクラ(オス)
このド派手な模様は雄(オス)
2022年7月9日 千葉県木更津市にて
婚姻色ですね。
キタマクラ(オス)の腹
キタマクラ(オス)
腹側の鮮やかな青も特徴です。
キタマクラ(オス)の腹
見た目からして、毒々しいのがわかります。
キタマクラ(オス)
エサのアサリに
キタマクラ(オス)
しっかりと噛みついています。
キタマクラ(オス)の頭
キタマクラ(オス)の顔
キタマクラ(オス)の顔
キタマクラ(オス)の顔(婚姻色)
キタマクラ(オス)のアゴ
キタマクラ(オス)のアゴ
キタマクラ(オス)の眼
キタマクラ(オス)の眼
キタマクラ(オス)の眼
キタマクラ(オス)の眼
キタマクラ(オス)の口・歯
キタマクラ(オス)の歯
キタマクラ(オス) 頭から背にかけて
キタマクラ(オス)の胴体
キタマクラ(オス)の胴体
キタマクラ(オス)の胴体と胸ビレ付け根
キタマクラ(オス)の腹側
キタマクラ(オス)の腹
キタマクラ(オス)の腹
キタマクラ(オス)の腹
キタマクラ(オス)の下腹
キタマクラ(オス)の胸ビレ
キタマクラ(オス)の背ビレと臀ビレ
背ビレは、だいぶ後方に付いています。
キタマクラ(オス)の臀ビレ
キタマクラ(オス)の下半身と尾ビレ
キタマクラ(オス)の尾と尾ビレ
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ここからは、キタマクラのメスです。
青い独特な模様などはなく、腹側も真っ白です。
キタマクラ(メス)の顔
キタマクラ(メス)の胴体と胸ビレ
キタマクラ(メス)の腹側
キタマクラ(メス)
オスのような毒々しい見た目ではありませんが、
オスと同様に筋肉と卵巣は無毒とされていますが、
皮膚に強毒、肝臓や腸にも毒があります。
キタマクラ(メス)の腹
真っ白ですね。
キタマクラ(メス)の口・歯
キタマクラ(メス)の歯、尖っていて噛まれると人間の皮膚は簡単にちぎれてしまいますので注意が必要です。
キタマクラ(メス)の背ビレ・臀ビレ・尾ビレ