自称整体師の男によるマッサージダイエット!?
[岡田イズム]
首を回す女性に
「肩揉もうか?、マッサージしてあげよっか?」
は昔からの男性の求愛常套手段。
逆に、
「うふん、肩こっちゃった〜。」と誘う女性の求愛もまた常套手段。
どちらにしてもスキンシップの誘発ワードなわけですが、
そんな話はどうでもよくて、
とってもピュアな家族間でのマッサージのお話。
マッサージって、されて嫌な人は少ないというのは頷いていただけると思うのですが、
最近の僕はと言えば専ら、息子たちの専属マッサージ師役。
週、何時間ものバスケ、そこにプラス勉強という二人の息子たちの姿を見ていると
自分の子どもの頃を思い出し、ついついマッサージをしてあげてしまう。
というか、布団に入ると同時に、「マッサーして。」と甘えの言葉を投げてくるのだ。
なんだよマッサーって。
というか普通は、子どもが親のことをマッサージして、いつもありがとう、おつかれさま。
とかやるんじゃなかったっけ?
などという昭和生まれのオヤジの考えは、現代の子どもたちには理解できないのだろうか?
いや、俺が甘やかせ過ぎているのか。
まー、いい。
俺はマッサージをするという行為の中から
自分なりにポジティブを生み出し、メリットさえも見出してやろう。
そういう考えの男。
44才、まもなく45歳になろうとしている自分も10年前と比べたら体重が10kgも増えている。
そう、生活習慣をグッと見直す時期にとっくに来ている。
というわけで、
マッサージをする側になることで、カロリーを消費し、ストレッチをしながら
筋肉トレーニングまでも組み込んだ、マッサージダイエットというのは
誰も損をしないどころか、みんなにとって良いのではないか?
まずは小学5年生の次男。
彼は、優しい系マッサージをすれば10分もかからず夢の世界へ誘えることは経験済み。
しかしそれだと僕のトレーニングにならない。
ちょうど良いバランスを見出そう。
そして、中学1年生の長男。
まず足がデカい!長い! すでに俺の身長を超えている。。。
揉み応えも抜群で、かなり良いトレーニングになる。
どこが凝っているのか、どこのツボを今日は押すべきか?
特に足裏と足首は徹底的にほぐす。
そうして、この二人のマッサージを日々行うことで、
その成長を素手でリアルに感じることができるのもまた面白い。
妻をマッサージすることもまた、愛と感謝を伝えるのに程よいわけで
信じられないくらい柔らかいふくらはぎをさらに柔らかくほぐし、
息子たちとはまったく違う、女性の筋肉を紳士的に、時には力強く
そしてまた優しく、快眠へのエスコートをさせていただく。
皆が寝静まったところで、変に高揚した僕は一人、
別室で足ツボ板を踏みながら激痛ポイントで声を押し殺し、
自分へのご褒美として自分の時間を過ごす。
マッサージは、みんなの体だけでなく
家族関係までもほぐしてくれる素晴らしい行為、活動なのだ。
で、トレーニングになったの?については、
僕の体の結果をもってかえさせていただきます。
ちなみに、一般に身体を押したり揉んだりする行為を「マッサージ」と呼びますが、
実は法律上、マッサージという言葉の使用が認められているのは
「あん摩マッサージ指圧師」による施術に限られます。
そのため、整体師がマッサージをおこなうことはできません。
(ちなみに僕のような自称整体師は、自宅で家族にしているので無問題ですが^^:)
なお、あん摩マッサージ指圧師がおこなう具体的な施術には
「なでる」「揉む」「押す」「さする」などの動作があります。