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鮨割烹 第三金波(だいさんきんぱ)

[すし・sushi]

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2023年10月31日
大分県佐伯市(さいきし)
注※さえきではない

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【鮨割烹 第三金波(だいさんきんぱ)】さん

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店先の看板にある「本日のオススメ」を見るだけでも
美味しい魚が食べられる感が伝わってきますね!

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九州つながりということで、佐賀の「鍋島 classic」(吉川産 山田錦)で乾杯!

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タチウオのお通し

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こちらが、第三金波の大将であり
鮨と日本酒で笑顔をつくる人「田中博(たなかひろし)」さんです。
手に持っているのは秋のこの時期、佐伯で水揚げされた6.5kgの天然のマダイ!!

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大鯛は大味だなんて誰も言えないくらい美味しさ!
いつの時期にどの地域のどこの海域で、どんなサイズのオスなのかメスなのか?
その後の下処理や流通も含め、
最低限、上記の条件だけでも魚の味が変わるわけですから、
大鯛(おおだい)は大味(おおあじ)だというざっくりとした言葉は、
しっかりと理由を分解して伝えなければいけません。
もちろん個体差もありますが、美味い大鯛も存在するということを。
旬(しゅん)という言葉の定義が難しいのも、
地域によって魚の繊細な背景が複雑に異なるので、
同じ魚でも春が旬だったり、冬が旬だったり、夏が旬だったりとなってしまうわけです。

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様々な食文化の中でも、一番好きな瞬間がこちら!
すしカウンター越しの 「へい、おまち!」。

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ゴマサバの名の由来でもある、腹側まで細かく散らばるゴマ模様。
食欲を減退させると思われがちな青色。
しかし、こと青魚に関しては食欲が増進してしまう不思議。
銀と赤が加わることでさらに惹かれます。

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さすが大分クオリティ!と言うしかない最高品質のゴマサバ。

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立派なイセエビを掲げる田中大将。
本当に気さくでお話も面白くて、
そこに美味しいすしが次々と繰り出されるギャップというか、なんというのか。
すし職人とお客の相性というのは、
人間関係の相性とはちょっと違うものの、やはり相性はあるもので
話かけにくく、無口で朴訥なすし職人もいれば、
すし職人側から話しかけてくれたり、こちらからの質問に明るく答えてくれる人もいたり。

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田中大将は、間違いなく後者のタイプのすし職人さんです。
気になることがあればなんでも質問してみてください。
5倍返しくらいで面白く答えてくれますよ!^^!

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次の握りは、オオモンハタ。
僕だってすし職人なんだから自分で握れるし、
しかも自分でもよくオオモンハタは釣っているのだから。
そんな確固たる事実さえも無かったことになるほどに、
美味しいすしは、美味しいのです。

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すしダネケースのすぐ横にある水槽には、
大きなアワビとクルマエビたち。

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カウンター隣りにいらしていた、常連男性さんが
そのアワビを注文。
一人でこのアワビを一個食べるなんて!
手際よくアワビを捌いて、飾り包丁を入れて
噛みやすく切りつけたところで、

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僕たちの器にアワビがストンと置かれました。
「あちらのお客様からです。」
でたーーーーーー!!!
漫画の世界!
しかも僕たちは美女でもなんでもなく、ただのオッサン二人。
初めてのお店で一度もお会いしたことのないという状況下で
あの高級アワビの一部を僕たちにまでくださるとは!
なんと言う紳士!!!
「ありがとうございます!! いただきます!!」

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マアジの握りもまた極上、大分クオリティ再び。

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なんとも絶妙に脂ののったハガツオの握り

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「赤ウニ食べます?」

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大将にそう言われて、断る人いるんでしょうか。。^^;
もちろんいただきます!

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驚いたのは、大分県佐伯ではアカウニまで獲れること!

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ここでおつまみが一つ。
カラスミっぽいけど、色がだいぶ濃いし、
でも魚卵で間違いなさそう。
正解は、

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カラスミの赤ワイン漬け
コクが増して絶妙にうまい!
常連さんの中には、お世話になっている方への贈り物として
このカラスミの赤ワイン漬けを予約注文する方もいるそうです。

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天然カンパチの写真を撮り忘れてからのアオリイカの握りずし
刺身で食べるよりも味わいが昇華されるのがすしの良いところ!
そのお手本のようなおすし。

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サワラの握りずし

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シロアマダイの昆布締め握り

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自家製干物2種 ホータレイワシ と ダイチョウ
カタクチイワシとヒイラギの佐伯での呼び名です。
こちらもお隣の紳士さまからのお裾分け。
本当にありがとうございます!! 嬉涙

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外のオススメ看板にも書いてあった、アマダイのウロコ揚げ。
なんとこちらもお隣さまからのお裾分け!
大好物であり、高級料理の代表でもあるアマダイの松笠揚げを
知らない方から分けていただくことなんて、
後にも先にも無いのではないかと思います。
本当にありがとうございます!!!!! 嬉嬉涙涙泣泣

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とろける煮アナゴ握り

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活きクルマエビの殻をパパッと剥いて

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まだ細胞が生きている生クルマエビの握りずし

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クルマエビの尻尾の美しさ、赤い毛もオシャレ。

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このように、クルマエビの頭が茹でたり、焼かれたりして
ヘルメット半かぶりの状態で出てきたら、
目玉部分あたりを指でつまみ、ヘルメットを思い切って脱がしてかぶりつきましょう。
その際、脚は噛めば食べられるほどの硬さだと思いますので
ムシャムシャバリバリとワイルドに食べて、いける方は、目玉からその先まで
全ていただいてクルマエビを満喫しちゃいましょう。

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食事も一通り、落ち着き
お酒を飲みながら色々な話で盛り上がっていると、
大将がおもむろに引き戸を開けました。
ん?   食器棚に、NIKE(ナイキ)!!!???

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えええええ!
AIR JORDAN 1 (エア ジョーダン ワン)
レトロハイ ホワイトセメントじゃないですかー!!

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そちらのバッシュは??

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えええええ!!
adidas(アディダス) × A BATHING APE(アベイシングエイプ)
30周年記念フォーラム84限定モデル ローカット!!

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ちょ、待ってください大将。
ここ、おすし屋さんですよね!?^^;
すしカウンターの内側でバッシュ持ってる人初めて見ましたよ。
お客さんみなさん食事が終了しているので、全く問題ないのですが。。。
NIKE(ナイキ) ダンクのレトロ ハイカット パープルて ^^。

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ここに置いてあるバッシュは序の口と、
スマホ内にある、大将のバッシュコレクションを
嬉しそうにガンガン見せてくださるという。

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おそらく、日本で一番、
いや、世界で一番バッシュを愛しているすし職人なのではないでしょうか?^^;

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とにかく、盛り上がりに盛り上がり、
最後は僕のおっぱいで締め。
大分に第三金波あり!
必ずまたすしを食べに行きますね!
そして、写真右の常連紳士、岩崎さん。
きっとスーパー常連様だった、岩崎さんのご両親さまが
こんな幸せな日をプレゼントしてくださったのでしょうね!
美味しすぎるお裾分け、本当にありがとうございました。

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【鮨割烹 第三金波(だいさんきんぱ)】
所在地:大分県佐伯市内町3−28
電話:0972-22-5252
ホームページ:https://sushi-restaurant-44.business.site/