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すしにピアス

[岡田イズム記録]

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僕は18歳の時、ピアスを開けていた。
完全に当時の流行りに乗っかり、グレーのカラーコンタクトまで装着。
髪の色は何色かわからない色。
別にグレていたわけでもないし、悪さをしていたわけでもない。
ずっと黒髪、制服で真面目だった高校生活から解き放たれ、
さらには、母親が亡くなってしまったことも大きかっただろう。
きっと10代あるあるの、何か見えない未来への不満の現れだったのかもしれない。
友達と一緒に、ブチっ!と開けたあの瞬間は、今でもハッキリと記憶している。
そんな僕のピアス・カラコンライフは、たった数週間で幕を閉じることとなる。
すし修業のはじまりだ。
地元の割烹料理屋さんの門をその容姿のまま叩くのだから、
若さ、勢いというのはすごい。
短髪が基本の当時の和食の世界、面接で一喝されたのはいうまでもない。
ピアスというといつも、すし職人になりたてのあの頃のことを思い出す。

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次男がピアス風 磁石サンドで現れた。

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坊主にピアスもまたカッコいい。

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ぎゅっと潰された耳たぶと産毛が、10代の芽を感じさせた。