能登島の海藻調査とサザエの素潜り漁(2024年8月 石川県七尾市)
2024年8月20日
石川県七尾市 能登島
継司さんと一緒に海藻調査とサザエの素潜り漁に行ってきました。
その前に、継司さんの田んぼの様子を見に
麦わら帽子が似合いすぎます。
継司さんが育てたお米は美味しいことはもちろん、
お米に宿る食材魂(しょくざいだましい)の量は計り知れません。
数カ所の田んぼを見学させていただき、
ささっとウェットスーツに着替えて今度は海へ。
お米も作って、漁師もするのが当たり前という方々が多い能登島。
酢飯で魚を握るすし職人からしたら、神様でしかないです。
目にも止まらぬ早業で次々とサザエを獲っていく継司さん。
あそこにサザエがいます!
わかりますか?
海藻は減少傾向ながらもまずまず生えていました。
サザエは例年くらいちゃんといます。
アワビはめちゃ少ないです。
というか、岩の裏側などに隠れているため、僕が見つけられていないだけかもしれません。。。
でも、継司さんもまだ一つしか見当たらないと言っています。
着々とサザエの数が増えていきます。
写真中央、海底付近
鮮やかな青が綺麗な南方系の魚、ルリスズメダイが能登島の海にもいました。
海水温の上昇を体感だけでなく、この目でしっかりと確かめることができました。
場所によっては、食害を受けて海藻が枯れている場所もいくつかありました。
ちなみに、下記の動画内にも出てきますが、
オヤビッチャまで能登島の海を泳いでいました。
そして、嬉しい光景が!
アオリイカの赤ちゃんがたくさん泳いでいました!
あちこちに群れがいたので、天敵だらけの海の中で、
大きくなるまで成長して生き延びて欲しいな!
4カ所ほどエントリーしましたが、それぞれ地形の違いや環境が違って
それにともなった生きものがいたりして楽しかったです。
水中で見ると大きく見えるサザエも、
水揚げするとそうでもなく。。
継司さんが獲った、うねうねと元気よく動く貴重なアワビを眺めていると、
サザエと比較したら、やっぱりアワビの個体数は圧倒的に少ないし、
アワビは高価でよいものだと再確認することができます。
サザエの生息域には、他にも様々な貝類を見ることができましたが、
この日多かったのは、ウラウズガイでした。
裏が渦模様になっていて、紫色がとても綺麗な貝です。
小さめのサザエは、来年までの成長を願ってリリース。
一面晴天だった空でしたが、向こうには雨柱が見えます。
そろそろ帰りましょう。
また来年もこの場所にサザエを取りに来れますように。