日本のすし職人目線の食の旅 in 香港 (3/4)
[記録]
スケジュールを全く合わせていないのに
日本の寿司職人がたまたま3人香港に揃った写真
左:今井竜介氏 中:尾林忠雄氏 右:岡田大介
この日は、
日本のお寿司屋さんが香港で寿司イベントをする
ということで参加してみようと予約申し込みを入れておりました。
そのお寿司屋さんとは
なんと、2011年8月に初めてお会いした
福岡の『寿司なにわ』の大将、尾林さんでした。
香港到着直前、
寿司イベントを楽しみにしている旨、メッセージすると
どうやら大人数の食べ放題を一人でまわすイベントだということがわかり
寿司職人岡田大介も当日ヘルプに入ることに!
仕事ではなく、完全ボランティアで関わらせていただきました。
素材は全て福岡県産のものを使用し福岡のお魚もPRされに来ている感じでした。
僕としては、香港で寿司が作れる良い機会となりました。
集合写真は、完全に僕がメインの寿司イベントみたいになっていますが、
主役は右の白衣の尾林さんです。
午後は友人らと予定があったため
イベント途中で上がらせていただきました。
お疲れビールということで、
『961BEER』というレバノンビールの美味しいお店で一服
すぐそばにあった『板長寿司』さんを視察。
注文システムはタブレット。
メニューはこんな感じです。
界隈にはお寿司屋さんがあちらこちらにあります。
『千両』さん。
こちらは広東料理屋さん
魚料理はどれも全て気になってしまいます。
あのお魚がこうなるか。というような、
魚の一生から、その最後まで。
その魚の運命を見て、知れることに自分はとても興味があります。
この命を美味しく食べていただけるように
これからも皆で智恵を出し合いましょう。
香港で小腹が空いたら? そう!
ワンタン麺。
『權記雲呑麺』さんへ。
この看板、あちこちで見かけます。
読めなくても意味がわかりますね。
絵って凄い。
『小心地滑』SLIPPERY FLOOR
床が滑るから注意してね!的なことでしょう。
文字なしで
冷静に絵だけ見ると川に突き落とされた人みたいに見えますがね^^;。。
魚のすり身はプリッとして味があり
優しいスープとの相性もいいですね。
エビワンタンは完全に人気外食の地位を築いていますね。
鰂魚涌(Quarry Bay)
魚が涌いて出そうなこの駅については
今回は掘り下げられず残念。
一休みすることなく、次に向かったのは
こちらも海の街『西貢(SAI KUNG)・サイコン』。
イカ釣り行こう!
香港でのシーズンは6月からですが、
町の方々に聞いて行けそうなら釣り船乗ろう!
ちょうどこの日は HAPPY Mother's Day (母の日)だったこともあり
西貢海濱公園は大賑わいでした。
手料理を持ち寄りパーティーしている方々
一輪のお花を手に持った人たちが多かったのは
そういうことだったのか。
海の街ってやっぱりいいなー。
ここ『西貢』はただの港町とは違った風景が見られます。
それがこちら。
船に色々活魚が積まれています。
どれも鮮度が良い!
というか活魚だらけ。
この魚ってどこに行くんだろう?
市場が近いのかな?
いえいえ。
この魚、船の方から直接購入することができるんです。
あれちょうだい!いくら?と言えば
金額が提示され
活きた魚を袋に入れて長いたも網にそれを入れて
手元まで届けてくれます。
魚を受け取ったお客は、そのたも網に現金を入れて取引成立です。
センネンダイ
ヒブダイ
アカエイかな。
カブトガニも多くありました。
色とりどりの桶の中に魚が種別、サイズ別に分けられています。
ニシキエビ・Panulirus ornatus
ノコギリガザミ・scylla serrata
貝類も多く見られました。
トラフシャコも。
魚が入ったケースには横に穴が開けられていて
上段から下段に段々に積まれて、海水が上から下に流れる仕組みになっています。
花市仔・Charybdis feriatus
アカマダラハタとタマカイの掛け合わせ、通称タイガーGGというものらしいです。胸ビレと尾びれにタマカイの模様がでているのでは?という推測から教えてくださいました。東南アジアでは人工的に交雑させたこの魚種と、あとはチャイロマルハタ(Green Grouper)、普通のアカマダラハタ(Tiger grouper)が大衆ハタとして広く流通しているそうです。そして高級路線はなんといってもスジアラとサラサハタ。どちらも完全養殖が難しいので天然魚に依存しており、値段が全然違います。 Sさん情報ありがとうございます。
スジアラ
墨魚と書いてイカか!
夜釣!
これだ!
ここからイカ釣り出れるんだ!
担当の方にお話を聞いて見ると
ここのところあまり釣れてないから
今日はヤメておいたほうがいいよ。
また6月においで。
と優しいお言葉。
無理やり乗せない姿勢に高感度UP。
港の前には、
鮮魚が様々な料理で提供されるレストランが並びます。
生け簀は高級魚だらけ。
エビ、カニ、貝類も種類が豊富。
体長30cmほどの巨大シャコ。
学名不明。どなたか教えてください。
辺りも暗くなってきました。
イヨスダレ・Paphia undulata
ゾウゲバイ・babylonia areolata
コウイカ
子供にとっても大人にとっても水族館みたいに楽しいです。
ペットボトルに1尾ずつ入れられて売られているトラフシャコ。
そうしないと争ってしまうのでしょうね。
この場で購入し、海を眺めながら海鮮料理がいただける最高の場所『西貢』。
イセエビやゴシキエビも元気いっぱいです。
白ミル貝のサイズも想定外。
こんなに大きくなるんだな。。
品種が違うわけではなさそうだし。
生で食べられる貝と食べられない貝を
しっかりと把握しておきたいところ。
エビはどの種類も大人気でした。
よくよく考えて見ると
様々な種類の活きているエビが日常的に買える場所って
日本では限られてますよね。
anomalocardia producta
カメノテ・Pollicipes mitella
養殖アワビ
君たちカワイイねー^^。
その魚はね、タマカイって言うんだよ。
この方が持っている道具で重さを量っています。
室外機ーーーーーーーーーー!!!!!
ポーズが不自然。
ポーズも練習が必要です。
何事も練習は大切です。
AMBULANCE・救急車
だいぶ暗くなってきたので
中環(セントラル)に戻ることにしました。
あちこちに吊るされている鳥さん。
タクシーの左下にご注目。
4人乗れるサイン。
5人乗れる車種の場合は5のシールが貼ってあります。
このタクシーの運転手さんは
ハンドルの奥のあたりにスマートフォンを5,6台設置。
一体何を見ているのでしょうか。。。
緊握扶手(HOLD THE HANDRAIL)
手すりにつかまってください的な意味ですかね?
握という文字を見ると
どうしても寿司が頭に出て来てしまいます。
緊張した手で寿司を握るとダメだよ。
というメッセージに感じます。(寿司病。。。)
水餃子の美味しい『王府-WANG FU-』さんへ。
vinegar
酢の旧字『醋』。いい字ですよね。
香港の郵便ポストは緑色!
香取慎吾さんが書いた
#香港慎吾アートにて
イケメンインスタphoto
Model:Daisuke Okada
永田町よりもぜんぜん長いエスカレーター。
MARKS & SPENCER FOOD
イギリスの食材を中心に置いているイギリスのスーパーマーケット。
シャッターに扉が付いているところが多くありました。
扉開けた状態でシャッター閉めて、外に出て
扉に鍵をする仕組み。
GODENYAの内装を撮らせていただきました。
香港裏路地からの夜空。
夜はみんなで家ご飯。
つまみ作りに腕をふるう寿司職人今井竜介氏。
おつまみの一つピータン。
アミノ酸の結晶有り!大当たり。
ピータンに最適な温度で、るみ子の酒をお燗してくれたごっしー
美味しかったよー。
ごちそうさまでした。
4日目につづく
https://www.sumeshiya.com/blog/2018/05/4-4.html
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【日本のすし職人目線の食の旅 in 香港 】
1日目
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2日目
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