陶房 独歩炎(とうぼう どっぽえん)
[うつわ]
2020年2月
石川県七尾市能登島(のとじま)
陶房 独歩炎 藤井博文さんにお会いしてきました。
藤井さんの作風、作品は、数えきれないほどの種類がありますので、
このブログではお伝えしきれません。
陶房に行かれることをオススメいたします。
写真は、ごくごくごく、一部の作品です。
こちらは、しゃぶしゃぶ専用の『しゃぶしゃぶ鍋』。
土鍋中央が円筒状になっていて、土鍋の中の熱のまわりが違うそうです
持ち手部分が木目調になっています。
もちろんこの部分も陶器です。
この部分だけ釉薬がかかっていないため手が滑らず、
さらに持ち手が熱くならないように工夫されています。
そして、この筒の上に蓋がのるようになっています。
なんと、焼きシャブ用の蓋!
中心の筒から上がってくる火の熱を生かして、
しゃぶしゃぶ鍋の上に焼きシャブ用の陶板まで!
元プロダクトデザイナーだった、藤井さんが
しゃぶしゃぶ鍋の機能を追求して辿り着いた形です。
そこに、しゃぶしゃぶしたお肉を載せて、余分な汁を落とせばタレも薄まらないという。
肉をそのまま焼くことも出来るそうです。
こちらは焼く前の人気作品。
『ご飯炊き専用羽釜』
焼いたあとは、この綺麗な青緑色!
こちらからご注文可能なようです。
日々の器 doppo
今回僕は、寿司を盛り付けるための青いゲタ皿を購入させていただきました。
そして後日、実際にお寿司を盛り付けさせていただきました。
この青なら、お寿司も引き立ちます!
器のサイズ感や、重厚感もバッチリでした!
藤井さん、お忙しい中ご丁寧なお話ありがとうございました。
陶芸家という一面にプロダクトデザイナーという能力が合わさり
生活のための器、という作品をさらに超えて、
より生活に密着した、機能的な器を自在に作られている藤井さんに
たくさんの刺激をいただけました。