ブログ

ぎんめだい・ギンメダイ・銀目鯛・Polymixiiformes

[すし・sushi海の生き物釣り・Fishing]

MVIMG_20200613_123820.jpg

動物界 Animalia
脊索動物門 Chordata
脊椎動物亜門 Vertebrata
条鰭綱 Actinopterygii
新鰭亜綱 Neopterygii
側棘鰭上目 Paracanthopterygii
ギンメダイ目 Polymixiiformes
ギンメダイ科 Polymixiidae
ギンメダイ Polymixiiformes

MVIMG_20200613_123825.jpg
水深180-640mの範囲に生息する深海魚です。
キンメダイ釣りに来ていたこの日は、水深420mで釣れました。
日本近海からは4種が報告されていて、主に練製品の原料として利用されています。
平坦な2枚の上顎骨と、眼窩蝶形骨および基蝶形骨を有し、上尾骨は3本です。

MVIMG_20200613_123830.jpg
体型は卵円形でやや細長く、左右に平たく側扁しています。
眼球は大きく、網膜の反射によって青味がかって見えることから、
ギンメダイの名がつけられています。

MVIMG_20200613_123835.jpg
ギンメダイ属では、口蓋と前上顎骨を結ぶ靭帯が、
対側口蓋骨ではなく上顎骨外側突起の間を通過するという特徴を持っています。
このことはキンメダイ属が、
現生の棘鰭類(Acanthomorpha:側棘鰭上目と棘鰭上目の総称)において
最も祖先的な形質を残した属の一つであることを示しています。
Patterson(1993)は『もし棘鰭類の中に、哺乳類における単孔類に相当するグループがいるとすれば、
それはギンメダイ属である』と述べています。

MVIMG_20200613_123839.jpg

MVIMG_20200613_123846.jpg

MVIMG_20200613_123847.jpg

MVIMG_20200613_123851.jpg

MVIMG_20200613_123943.jpg

MVIMG_20200613_123945.jpg

MVIMG_20200613_124023.jpg

MVIMG_20200613_124029.jpg
背鰭(背びれ)は連続的で、棘条と軟条はそれぞれ4〜6本および26〜38本です。

MVIMG_20200613_124041.jpg

MVIMG_20200613_124053.jpg

MVIMG_20200613_123945.jpg

MVIMG_20200613_124101.jpg

MVIMG_20200613_124112.jpg
下顎に、舌骨に支持された1対の長い口ヒゲがあります。

MVIMG_20200613_124148.jpg

MVIMG_20200613_124151.jpg

MVIMG_20200613_124153.jpg

MVIMG_20200613_124159.jpg
尾鰭の鰭条は16本で、分枝しています。

MVIMG_20200613_124208.jpg

MVIMG_20200613_124213-2.jpg

MVIMG_20200613_124220.jpg

MVIMG_20200613_124233.jpg
臀鰭(しりびれ)の棘条は短く4棘13〜17軟条、
腹鰭は胸鰭に近い位置にあり、1本の棘条様の鰭条と6本の軟条からなります。

MVIMG_20200613_124339.jpg
側線鱗は33〜38枚、鰓条骨は4本、鰓耙は11〜21本です。

original_3f9c1cfb-7025-4966-bf03-ee2187231fa8_MVIMG_20200613_124356.jpg
幅の広い3対の上神経骨をもち、上肋骨と合わせて2つの肉間骨を備えた唯一の棘鰭類です。
椎骨は29〜30個です。

83496423_3134968703255842_7597477302030498929_n (1).jpg
キンメダイとギンメダイ

ginIMG_3219.jpg
キンメダイとオカムラギンメはこちらからどうぞ。
http://www.sumeshiya.com/blog/2016/06/post-1282.html