徳山駅(山口県周南市)
福岡県 小倉駅から山陽新幹線のぞみに乗って山口県 徳山駅まで。
すれ違う新幹線映像。
工業地帯が広がっています。
あ、新幹線にはなぜシートベルトが無いのか? 知ってますか?
車などは、本気でブレーキかけると、体が前に吹っ飛んでしまいますよね。
鉄道の場合、急ブレーキをかけた際に致命的な衝撃を与えるほどのブレーキ力がないので
キキキキキーーーーーーーーッ!っとじっくりブレーキが利きますよね。
それが理由で無いそうです。
はい。雑学。
徳山駅のある、山口県周南市の特産は『とらふぐ』。
『ふぐ』 は 『ふく』とも呼ばれます。
周南市沖から大分県の姫島沖にかけての瀬戸内海の海底には
岩が多く、さらに潮の交流が激しいために、海藻や稚魚などが豊富で、
それをエサにするふぐの生息に適した地域です。
ふぐは鋭い歯を持っているので、縄を噛み切ってしまうため、
ふぐを捕獲する漁法の歴史は試行錯誤の歴史でもあったようです。
ふく漁の本格的な漁法である延縄漁(はえなわりょう)は、
周南市粭島(すくもしま)が発祥の地で、大正初期に始められました。
それが、『ふくのふるさと徳山』の所以です。
ふぐを捕獲する方法には色々ありますが、この方法が最もふぐを傷めることなく
新鮮なまま市場に提供できます。
ふぐ延縄漁では、ふぐの歯による噛み切り防止として、
長さ40cmほどのカタガネ(ジャンガネ)という鋼線をリンクで繋ぎ合わせ、
8mごとに枝縄を出し、釣り針をつけます。
これは周南市の粭島で作り上げられたものです。
漁法確立に大きく貢献されたのは、漁師の高松伊予作さんです。
明治30年代に考案し、その功績により大正11年の
平和記念東京博覧会で褒章を授与されています。
粭島は徳山駅から海上約8km、陸路では約16kmの大島半島の突端に接するところにあり
周囲はおよそ2kmほどの小さな島です。
Tokuyama Station