うまづらはぎ・ウマヅラハギ・Thamnaconus modestus
フグ目
カワハギ科
ウマヅラハギ属
ウマヅラハギ
写真上がカワハギ
下がウマヅラハギです。
ウマヅラハギは、成長すると30cm前後にまでなります。
第1背ビレ棘の後方つけ根に小さな皮膜があります。
皮膜上部は黄色で、眼の真上にツノが生えています。
体色は濃い灰色系です。
ウマヅラハギの頭
ウマヅラハギの口・歯
ウマヅラハギの口・歯
ウマヅラハギの胸ビレ
鮮やかな青色をしています。
ウマヅラハギの第2背ビレ
全体的に透明感があり、青い鰭線が際立って見えます。
体側に不規則な斑紋があります。(鮮度が落ちると見にくくなります)。
ウマヅラハギの臀ビレも
全体的に透明感があり、青い鰭線が際立って見えます。
ウマヅラハギの尾ビレ
青いです。
【ウマヅラハギの握り寿司】
カワハギも美味しいけれど、ウマヅラハギも美味しいよ。
肝が美味しいのは勿論のこと、
身だけでしっかり味があることを
機会があれば是非、確かめてみてください。
【ウマヅラハギの豆知識】
脂が多いと美味しく感じるのは動物の本能だと言われていますが、
ウマヅラハギの肝(肝臓)の美味しさのヒミツはその脂肪の多さにあります。
他の魚よりも肝臓にビタミンAが多いため黄色いめの脂をしています。
肝の融点が人間の口の中の温度とほぼ同じの37℃なので口の中でとろりとトロけます。
ちなみに体全体の100gあたりの脂肪率を比較してみると
・アンコウ 約41.9g
・フォアグラ 約49.9g
・ウマズラハギ 約61.3g
ウマヅラハギはクラゲなどを食べて、EPAやDHAを溜めています。
コレステロールは高めなので、食べ過ぎ注意です。
富山県魚津市では『魚津寒ハギ』としてブランディングされています。