妙徳山 華厳寺(鈴虫寺)
[神社仏閣]
2023年3月31日
京都府京都市
お天気も良いので嵯峨嵐山(さがあらしやま)から歩いて鈴虫寺までお散歩に。
桜吹雪
「鈴虫寺(すずむしでら)」は通称で
正式名称は「妙徳山・華厳寺(みょうとくさん・けごんじ)です。
1723年(享保八年)
華厳宗の再興の為に鳳潭上人(ほうたんしょうにん)が開創されました。
今年2023年で300年の節目ということで
それにともない、寺宝の修復を行い貴重な文化財を
次の世代へと伝える準備を整えているそうです。
2038年には、開山 鳳潭上人(ほうたんしょうにん)の300年遠諱(おんき)も控えています。
竹林を横目に
階段を登り、振り返った風景。
こうして、階段を登れること自体のありがたさも
説法の中でお話しいただきました。
妙徳山 華厳寺の山門(さんもん)
明快な看板がこちら。
旅に出た人が一度はおとづれる魅力のある何かを求めて京都に来られた人!
成せばなる
二十八年の歳月かけて遂に完成した四季を通じて日中に一年中なく鈴虫の音!
冬季中は暖い室内です。
境内から東山三十六峰京都の町を眺め
庭園には三角四⻆竹もあり煎茶(無料)をのみながら
静寂な山奥の禅寺で新鮮な感動に浸り
自分の生き方考えてください。
特別見学寺院 鈴虫寺
鈴虫寺では、
寺院本来の姿を残すために、
参拝者にお茶とお菓子を出してくださり
心を楽にして、お寺とのご縁を結んでくださいます。
風土菓「寿々むし」という紫蘇が練り込まれた落雁
器:松本かおるさん
本来、寺院は出家者が修行をする場であるとともに、
在家の者や参拝者に佛法を説く場であり、
自身を見つめなおす場でもあります。
お話しを聞き、聞いた者それぞれが
何かしらのヒントをみつけられたらラッキー。
くらいな気持ちで過ごせるのもまた寺院の良さです。
客殿内で行われる和尚さんの面白い説法や
スズムシの撮影は禁止となっております。
この日も世界中、日本各地から参拝者が沢山いらしていました。
そして、
ユーモアと学びに溢れたお話しを聞くことができました。
現在は臨済宗の禅寺です。
秋に鳴く鈴虫の音を聞いて開眼なさった台厳和尚(たいごんおしょう)が
鈴虫の妙音を皆様にも聞いていただきたいという思いから研究を重ね、
今では一年中、鈴虫の音を聞くことができるように整えられております。
鈴虫寺と呼ばれるのはこの為です。
この鈴虫小屋では、御朱印をいただけるようになっています。
境内の奥には鳳潭上人(ほうたんしょうにん)のお墓と
鈴虫の供養塔が並び、そこから東山三十六峰の眺望が広がっています。
あそこに見える建物が新設が予定されている客殿でしょうか。
三⻆竹!
珍しい竹です!
本当に三角だ!
◯でも×でもなく、△というのが禅的でナイスですね!
そしてこちらは四⻆竹。
高知でおすしにする「四方竹(しほうちく)」とは別種なのですかね。
こちらが
妙徳山 華厳寺(鈴虫寺)本堂
本堂横にある妙徳山鎮守
白龍大明神さま
山門脇にお祀りされているのが
幸福地蔵菩薩(こうふくじぞうぼさつ)さまです。
普通、仏様は裸足ですが、幸福地蔵様は
草鞋(わらじ)を履いておられます。
お参りした方々の家まで一軒一軒願いを叶えにお地蔵様自ら来てくださるという
慈悲深い一願成就のお地蔵様です。
つまり、願い事は一つだけ。
詳しいお話は、講話(鈴虫説法)の中で説明してくださいます。
ドラゴンボールの神龍的フレーズがよぎってしまいます。
幸福御守は
幸福地蔵菩薩様の御守りです。
お地蔵様にお願いをする際に、御守りを両手に挟み
名前・住所・願い事を言います。
その際お守りの「幸」の部分が隠れないように、出した状態で両手に挟むこと。
御守りの中には、幸福地蔵菩薩さまが入っていて
そのちょうどお顔の部分が「幸」の文字の部分にあたるからだそうです。
【妙徳山 華厳寺(鈴虫寺)】
所在地:京都府京都市西京区松室地家町31
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