徳山鮓(とくやまずし)・Tokuyama Zushi
[記録]
2023年8月28日
品川で午前中の仕事を終え、東海道新幹線にて
滋賀県の米原(まいばら)駅まで。
米原駅からは
JR北陸本線
新快速にて近江塩津方面へ
米原
坂田
田村
長浜
虎姫
河毛
高月
木ノ本
そしてJR余呉(よご)駅に到着。
お気づきの方は、もうここで今回の目的地がおわかりですかね?^^;
余呉駅のホームからの風景。
一面黄金色の稲穂の奥には、余呉湖(よごこ)が見えます。
余呉駅で待ち合わせをした面々、
東京、高知、福岡、神奈川など各地から余呉に集結。
線路を渡り、
余呉駅前には、お迎えの車がいらしてくださっていました。
車からの景色に、すでに癒されまくります。
琵琶湖の北に位置する小さな湖、余呉湖。
その北側から西へ向かいます。
余呉駅から車で5分ほどで、本日の目的地に到着しました。
徳山鮓(とくやまずし)さん
僕たちが宿泊する建物内は、撮影NGということで
ここからは撮影OKの部分のみ掲載させていただきます。
エントランスに飾られた神々しいシカの剥製。
この雰囲気ある廊下を進んだところにお部屋があります。
あまりにも景色が良いので、夕食までの間
余呉湖までお散歩に行くことにしました。
やわらかな風が運ぶ稲穂の香りがたまりません。
歩いて5分ほどで余呉湖に到着。
想像していた以上に生命反応を感じる湖でした。
夏の終わりとはいえ、まだまだ暑い滋賀の湖畔。
それでもこんなに気持ちいいのは、空気が美味しいからでしょうか。
散歩から戻り、お風呂に入って綺麗さっぱり。
いよいよ、お夕食の時間が近づいてきました。
こちらが食事のお部屋です。
お部屋の前には広々としたウッドデッキ。
とっても心地よくて、
様々な角度から撮影してしまいました。。。^^;
ここでの食事も気持ち良さそうです。
ウッドデッキからは、穏やかに笑う余呉湖が望めます。
ウッドデッキのカウンター奥には窯が!
この窯でも何か調理するのでしょうか。
ウッドデッキは2段になっていて、下段はさらに景色が広がって見えます。
このあたりの地域で自家菜園をされていらっしゃる方々は
おさるさんの食害から守るための柵を設置しているのが
あちらこちらで見受けられました。
いよいよ、宴のはじまりです。
徳山鮓の徳山浩明(とくやまひろあき)さん
ご一緒させていただいた
いとうひさえさん、水谷隆司さん、永野真紀さん
和創作 典の浅見さんご夫妻。
本日のKB(かんぱいビール)は、
KIRIN BEER(KB)新一番絞りで!
僕のお向かいはなんと、
日本名門酒会・株式会社岡永の飯田永介社長!
僕がまだ日本酒のイロハも知らなかった若かりし頃、
岡永倶楽部で受けた刺激をビビビッと思い出しました。
こんなに面白く、お話ししやすい方だったのですね。
お料理がスタートしました。
真面目とユーモアが1:1の巧みな会話術で
場を楽しませてくださる徳山さん。
熊と鹿のミックステリーヌ
猪のハムに黒胡椒が散らしてあります。
手前には、浸し枝豆とカンゾウ。
この器、余呉湖(よごこ)の形をしていました。
コルクの位置が徳山鮓さんの位置です。
最高過ぎる時間の始まりだー。
お誘いくださった
ファームベジコの長崎雅代さん
司牡丹酒造の竹村昭彦社長
滋賀でも高知!^^!
「司牡丹・槽掛け雫酒」(純米大吟醸原酒)を
振る舞ってくださった竹村社長、ありがとうございます!
鹿と胡麻と蓮根
枝豆パウダーで
一本釣りビワマス神経締めとミョウガの花
※ビワマスについて詳しくはこちらからどうぞ。
https://www.sumeshiya.com/blog/2019/02/post-4520.html
NHK朝ドラ「らんまん」もいよいよ終盤、
このタイミングで司牡丹の純米吟醸酒「花と恋して」を
振る舞ってくださった竹村社長!
イワナの燻製
お米の発酵ソースとツルムラサキのつぼみ
東京農大の発酵学者 小泉武夫先生リスペクトの徳山家の皆様、
お話しを聞いていると、徳山さん自身が小泉先生に見えてきました。
どこかちょっと似てますよね?^^;
こちらは、徳山さんの奥様であり
徳山鮓の女将さんの徳山純子さん。
月が出始めると余呉湖の色がまた違って見えるとのことで
ウッドデッキに出てみました。
写真では伝わらない。。。というかこの日は
肉眼でもそこまでの色の変化を感じることができませんでした。。。
フランスでの料理経験をもつ、猟師であり料理人の
徳山さんの次男さん。
ウッドデッキにあった窯で何やら焼いています!
おおおおおおお!
薪で焼いたうなぎのピザ!
これは、地元のお酒でぜひ!
ということで、登場したのが
冨田酒造さんの七本鑓(しちほんやり) 純米大吟醸 玉栄(たまさかえ)
冨田酒造の冨田さんは
酢飯屋まですしの握り方を習いにきてくださるほどのお方。
冨田酒造さんについてはこちらからどうぞ!
https://www.sumeshiya.com/blog/2019/10/post-5534.html
七本鑓をとくとくとくと、片口へ。
先ほどのうなぎパイ、いや、
うなぎのピザが切り分けられてドドーンと運ばれてきました。
農学博士でもある、徳山さんのご長男さん。
薪で焼いたうなぎの窯焼き
ピザ生地でいただくうなぎにはチーズが挟まり、
山椒が添えられています。
『おまん、見たことないぜよ!新種やないかぇ!』
『おまん、見たことないぜよ!新酒やないかぇ!』
(司牡丹酒造 竹村社長による、朝ドラらんまんパロディ)
※社長の表情の作り方と演技力に注目です!^^
いとうひさえさんがお持ち込みされたワインが登場!
日本酒界のレジェンド、飯田社長が注いでくださったワイン。
高知県香南市 正光園産ブドウ(シャルドネ)を使用して造られた
井上ワイナリーさんの辛口白ワイン
「土佐カヴァティーナ 正光園シャルドネ2022」。
土佐の「はちきん」お三方とも改めてかんぱーい!^^!
井上糀店7代目 井上雅恵さん
葉山庵のごはん 和田亜紀さん
ファームベジコ 長崎雅代さん
ツキノワグマの肉の包み焼き 山椒のソース
このタイミングで、竹村社長から
司牡丹 生酛純米 かまわぬ R2BY(令和2年 Brewery Year)!
人参素揚げ
その下には、ふなずしの飯(いい)を使用したソースに浸った
オクラの花のつぼみが!
万願寺
ツルムラサキがふなずしの酸味と出汁あんかけに混ざり合った一品。
アユの焼き揚げ
竹の子のすり流しとスッポンのお出汁でいただきます。
焼きスッポンの肉タレ焼き
余呉湖のスッポンのオスをスッポンの肝ソースでいただきます。
充電が無くなりかけた亜紀さんの声を聞き逃さず、
スタッフさんが、サササッと
モバイルバッテーリー(徳山鮓仕様)を差し出していました。
そして、「ふなずし」の登場です!
ブドウのジュレでいただくスタイル。
さらに奥には、岡山県 吉田牧場のフレッシュチーズが隠されていて
一緒に食べると新しいふなずしの世界が広がります。
このお料理に合わせていただいたお酒が
冨田酒造 七本鑓 スパークリング日本酒 瓶内二次発酵 awaibuki 2023 です。
「岡田大介のふなずし作り」については、こちらからどうぞ。
https://www.sumeshiya.com/blog/2018/05/funa-sushi.html
マス子飯
『おかわりどうですか?』と女将さん。
い、いいんですか!?^^;
と、マス子飯をもう一杯!
炊いた氷魚(ひうお)とお漬物
氷魚(ひうお)には、花山椒がのっていました。
※氷魚(ひうお)の「えり漁」に行った際の様子は
こちらからご覧いただけます。
https://www.sumeshiya.com/blog/2019/08/post-5526.html
締めのお蕎麦
デザートが運ばれてきました。
最後に登場したのは、
ふなずしの飯(いい)のアイスです。
美味しいお食事と幸せで楽しい発酵料理時間、
皆様ありがとうございました!
徳山さん、ごちそうさまでした。
二次会は別会場(撮影NG)の隠れ家にて。
司牡丹がずらり。^^
おつまみもご用意されてました。
ワイワイとした宴会はもちろん深夜にまでおよび、
誰が何言うわけでもなくじんわりお開きになり、各々が床へ。
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翌日。
快晴の空に急ぎ足で昇る日の丸で目覚めた朝。
朝風呂を済ませたところでバッタリとお会いした
水谷さんと余呉湖に朝散歩に出ることに。
朝食前の弾丸余呉湖(よごこ)一周ブログはこちらからどうぞ。
http://www.sumeshiya.com/blog/2022/03/lake-yogo.html
8時開始の朝食時間を逆算して
ばっちり散歩から戻って朝食会場へ。
大きな土鍋で運ばれてきたのは、氷魚(ひうお)のお汁物。
この地に旅をしに来た人にとっての最上の朝ごはん。
イサザの佃煮
※イサザについてはこちらからどうぞ
https://www.sumeshiya.com/blog/2018/02/post-3284.html
やさしい味の氷魚汁
氷魚(ひうお)の佃煮
生の山椒の実
ほんのり味を含ませてある山椒の実
鮎の開きの一夜干し
滋賀県は米どころでもあります。
佃煮の中から、スジエビの赤ちゃんみーつけた。
※スジエビについてはこちらからどうぞ。
https://www.sumeshiya.com/blog/2019/08/post-5529.html
ミツバたっぷりのマスのお味噌汁
美味しく心満たされる朝ごはん、ごちそうさまでした。
あっという間の二日間。
皆様のおかげで記憶に残る幸せな時間を過ごさせていただきました。
ありがとうございました。
徳山さん、ごちそうさまでした。
【徳山鮓(とくやまずし)】
所在地:〒529-0523 滋賀県長浜市余呉町川並1408
電話:0749-86-4045
ホームページ:https://tokuyamazushi.com/