ブログ

絵本ワールド in ふくしま 2024

[すし・sushiメディア季節のおうち寿司海の生き物食遊び]

PXL_20240209_063016711.PORTRAIT.ORIGINAL.jpg

2024年2月10日(土)
福島県須賀川市(すかがわし)須賀川市民交流センターtette(テッテ)にて、
【絵本ワールド in ふくしま2024】 絵本と作者と子どもの広場 が開催されました。

〈入場無料・参加費無料〉
〈開催時間〉10:00~17:00
〈場所〉福島県須賀川市中町4-1 tette(テッテ)
ホームページ:https://s-tette.jp/index.html

〈絵本作家 講演会〉
10:30~12:00 おかだだいすけ先生
14:00~15:30 よしなが こうたく先生

〈お問合せ〉
絵本ワールドinふくしま実行委員会 
電話: 024-531-4171
メール: jigyo@fukushima-minpo.com.jp

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
PXL_20240209_071355581.PORTRAIT.ORIGINAL.jpg
【絵本ワールド】とは
「子どもの読書推進会議」が推進している、子どもの本のお祭りです。
2000年「子ども読書年」に岡山・静岡・福岡・札幌(北海道)・大阪・石川の6地域ではじめて開催され、
その後、岩手・宮城・山形・福島・栃木・神奈川・新潟・長野
愛知・奈良・兵庫・鳥取・島根・香川・鹿児島・沖縄で実施。
2011年度に東日本大震災後の困難な状況にもかかわらず、「絵本ワールド」を開催した福島は、2012年度も継続開催。
県内最大の避難所となったビッグパレットふくしまを会場として、多くの笑顔が生まれました。
「地域を元気にする!」と、その後も欠かさず開催されています。
「絵本ワールド」のおもなプログラムは、
①児童文学作家・絵本作家による講演やトークショー
②開催地域の読書グループ・ボランティアによるさまざまなワークショップ
また、1万点を超える子どもの本の展示会も同時開催されます
この「絵本ワールド」は、
開催地域の実行委員会(県立図書館・地元読書グループ・ボランティア・地元新聞社など)が中心となって事業を運営。
「子どもの読書推進会議」は、「絵本ワールド」をはじめて開催する地域の実行委員会の立ち上げからプログラムの検討、
「子どもゆめ基金」の申請および精算、告知等を全面的にサポートし、「絵本ワールド」の実施と実行委員会が
今後その地域での活動の中核となっていくよう、その組織作りに協力、読書の輪をしっかりと確実に広げています。
「子どもの読書推進会議」は、
各地域2回目以降の「絵本ワールド」も共催・後援。
各地にまかれた子どもの読書の種が育つよう、支援しています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以下、当日の様子です。

PXL_20240209_062924839~2.jpg
こちらが今回の会場

PXL_20240209_062929129.PORTRAIT.jpg
須賀川市民交流センターtette(テッテ)

PXL_20240209_063006949~2.jpg
須賀川市といえば、ウルトラマンやゴジラなどの
特殊撮影技術の第一人者であり、
特撮の神様とも呼ばれる円谷英二(つぶらやえいじ)さんの出身地。
ということで、福島空港はもちろん、須賀川市内の公道や
このtette内にもたくさんの怪獣やヒーローが、
ものすごいクオリティであちこちに鎮座しています。

PXL_20240209_063043399~2.jpg
バルタン星人もこのサイズ感にて、このクオリティ。

PXL_20240209_073408526~2.jpg
tette1階フロアには、個性溢れるチャレンジショップやカフェなどがあります。

PXL_20240209_063225338.jpg
イベント前日ということで、メイン会場の「たいまつホール」に下見にやってきました。

PXL_20240209_071405793.jpg
明るくて、とても綺麗な施設です。

PXL_20240209_073100686.jpg
tette 1階にあるカフェ

PXL_20240209_231040230.PORTRAIT.ORIGINAL.jpg
珈琲と菓子 kajitsu さん
Instagram:https://www.instagram.com/kajitsu__coffee.bakes/

PXL_20240209_072951242.PORTRAIT.jpg
須賀川市前田川
こだわり農家 清子さんのりんご(サンふじ)
これは美味しそう! ということで即買い^^。
kajitsuさんのお母様が育てたりんごだそうです。

PXL_20240210_225955532.PORTRAIT.jpg
お土産で持ち帰ると家族は大喜び。
あっという間に4つのりんごはなくなりました。^^

PXL_20240209_083050317.PORTRAIT.ORIGINAL.jpg

PXL_20240209_083801679.PORTRAIT~2.jpg
注文したコーヒーは、中深煎り グアテマラ&ブラジルの「イツモノ ブレンド」。
丁寧なハンドドリップで淹れていただいた珈琲はやっぱり美味しいですね!

PXL_20240209_073833555.jpg
2階にはこどもセンターやこどもライブラリー
3階がメインライブラリー

PXL_20240209_074229666.jpg
4階はしらべるライブラリー

須賀川地域コミュニティFM
「ウルトラFM」のスタジオがあります。

PXL_20240209_074020081.jpg
5階には「そらのテラス」
そして、

PXL_20240209_065959551.PORTRAIT.ORIGINAL.jpg
円谷英二ミュージアムがこのフロアのメインです。

PXL_20240209_065814501~2.jpg
特撮好きの方には、たまらない空間になっています。

PXL_20240209_070006224.PORTRAIT.jpg

PXL_20240209_065651315.PORTRAIT.ORIGINAL.jpg
アンギラス

image_50727169.jpg
誰しも撮影したくなる、ゴジラさんの前で記念撮影。

PXL_20240209_074306996.jpg
とにかく、凄い充実っぷりの施設tette!

PXL_20240209_071352334.PORTRAIT.ORIGINAL.jpg
tetteを満喫するのはこれくらいにしておいて
明日が本番の絵本ワールドの下見、下見!
前回の郡山市での開催に続き、今年もお声がけいただきましてありがとうございます!

PXL_20220924_035229428.jpg
絵本ワールド in ふくしま2022の様子はこちらからどうぞ。
https://www.sumeshiya.com/blog/2021/12/-in-2022.html

PXL_20240209_080832367.jpg
まずは本番にご一緒するこちらの愉快なお二人にご挨拶。
絵本作家のよしながこうたくさん(写真中央)
Instagram:https://www.instagram.com/koutaku_yoshinaga/

絵本専門士のゆうくん(写真左)
Instagram:https://www.instagram.com/yukun.e_hon/

PXL_20240209_081133152.jpg
大人気絵本「給食番長」の作家さんです。

PXL_20240209_081922247.jpg
この世界観とインパクト、みなさんもご存知ですよね!

PXL_20240209_081901512~2.jpg
僕の絵本「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」 /岩崎書店

絵本ワールドなのに、郷土寿司をベースにしたレシピ本「季節のおうち寿司」/PHP研究所
まで並べていただきありがとうございます!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いよいよここからが、「絵本ワールド in ふくしま 2024」 本番当日の様子です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

PXL_20240210_010232291.jpg
会場で最初に出会ったのが、

IMG_20240211_114659_788.jpg
前回の絵本ワールドでお友達になった、あやと君。
可愛く成長しています!^^!

IMG_20240211_114759_012.jpg
あやと君といえば、センス抜群の画力。
今日の再会を知って、絵を描いてプレゼントしてくれました。
あやと君Instagram:https://www.instagram.com/misakoayato.happylife/

PXL_20240211_001554909.PORTRAIT.ORIGINAL.jpg
見てください!この素晴らしい作品。
左から、ミミイカ、コウイカ、ダイオウイカですって!
翌日自宅に持ち帰り家族に見せると、妻がこの絵を気に入って、
いつの間にかLINEのアイコンにまでしていました。^^

PXL_20240210_004145895.jpg
同じ年生まれ、そして福岡繋がり!ということが判明した
よしながこうたくさんと岡田大介。
1日頑張っていきましょう!

PXL_20240210_010306842.jpg
全員集合

PXL_20240210_010459991.jpg
はじまりのあいさつ。
皆から一言ずつ、気合いたっぷりのメッセージをお話しいただいたところで、
絵本ワールド in ふくしま2024 スタートです!

PXL_20240210_002221645~2.jpg
今回の僕の講演会の会場の一つが
こちらのクッキングルーム。
この隣りのお部屋で講演会をしたあとに、このクッキングルームで実演もするという流れ。

PXL_20240210_002202327.jpg
それにしても明るく、清潔感のある綺麗なクッキングルームです。

PXL_20240210_012652388.jpg
それでは時間になりましたので、始めていきましょう。

PXL_20240210_013137794.jpg
会場を温め、盛り上げて、僕のことを面白おかしく紹介してくれた、ゆうくん。

PXL_20240210_013309426.jpg
写真絵本「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」の中で
伝えきれなかったメッセージを、

IMG_20240211_114810_624.jpg
子ども向けと大人向けの内容を交えてお話ししていきます。

PXL_20240210_013408668.jpg
おすしを通じて伝えられるメッセージというのは、
講演回数を重ねるごとに増えているように感じます。

PXL_20240210_013636494~2.jpg
みなさま、最後まで集中して真剣に聞いてくださりありがとうございました。

PXL_20240210_015634327.jpg
次は、隣りのクッキングルームに会場を移して
本物の魚を観察していただきます。

PXL_20240210_015722572.jpg
扉を開けてすぐなので、とっても便利!

PXL_20240210_015714675.jpg
はい、みなさま。

PXL_20240210_015732129.jpg
僕のまわりに集まってくださーい。

PXL_20240210_004906300~2.jpg
今日は3種類の魚の解体ショーをしていきます。

PXL_20240210_015749217.jpg

IMG_20240211_114824_298.jpg
この魚、わかりますか?

IMG_20240211_114829_510.jpg
マサバです。

PXL_20240210_015923114.jpg

PXL_20240210_020017229.jpg
銀色に輝くのマサバの舌には、大人からも歓声が!

IMG_20240211_114838_822.jpg
魚関連の仕事をしている人からしたら当たり前のことでも
一般的には、マサバの口を開ける機会は少ないですもんね。^^;

IMG_20240211_114843_002.jpg
ヤナギムシガレイの口の小ささに驚いたり、

PXL_20240210_020911616.jpg
ホウボウにも舌がある〜!」っと発見したり。

IMG_20240214_203053_897.jpg
こちらが、ホウボウの舌。

IMG_20240211_114907_155.jpg
ホウボウに足(指状軟条)が6本あって歩くことなど。

PXL_20240210_021152975.jpg
それぞれの魚ごとに、知らずに触ると危険な尖ったヒレなどを中心に
特徴を知っていただきました。

IMG_20240211_114930_097.jpg
次に、魚に触っていただく時間。

PXL_20240210_020647976.jpg
どこが危険なのかさえ、はっきりわかれば
子どもたちは興味津々に触りまくります。

PXL_20240210_020742816.jpg
魚に夢中の子どもたち、
見守る大人の皆様、
中には、魚に触りたくなって触っている大人の方も!^^

PXL_20240210_015836891.jpg
落ち着いたところで、魚さばきの実演です。

PXL_20240210_021239682.jpg

PXL_20240210_021351429.jpg

IMG_20240214_203101_337.jpg

PXL_20240210_022459686.jpg
生きものが、どのタイミングから食べものに見えてくるのか?

IMG_20240214_203118_876.jpg
お魚がさばかれて、このような状態にまでなると、
「おいしそー!」と、食べものに見えてきたようです^^。

IMG_20240214_203111_787.jpg
骨はしっかりと取り除く。
せっかく魚を食べるのが好きなのに、骨があることで嫌われてしまうことも多々あります。
魚が嫌いなのではなくて、魚の骨が苦手ということで
魚離れと言われてしまう事態になっていることも少なからず事実です。

IMG_20240211_115053_343.jpg
生きものが食べものになるまでの全行程を見ることで
しっかりと食べものについて理解することができます。

IMG_20240211_115030_202.jpg
マサバの骨

IMG_20240211_115039_648.jpg
魚の身と酢飯と一緒に握ればおすしの完成だよ。
というところまで説明を終えたところで、

PXL_20240210_023728190.jpg
サプライズ!

PXL_20240210_023720112.jpg
今日は特別に、
キンメダイマダイカンパチサーモンを少しずつですが
試食していただきます。

PXL_20240210_023926518.jpg
マダイを切りつけていくと、
「おいしそー!」 ・ 「たべたーい!」の声。
魚の内臓など、グロテスクで臭いがするものを感じたばかりなのに
やはり、お刺身になればそんなことはすっかり忘れてスイッチが切り替わります。

IMG_20240211_115111_786.jpg
キンメダイを切りつけて、

IMG_20240211_115117_571.jpg
カンパチを切りつけて、

IMG_20240211_115114_005.jpg
キンメダイの刺身

PXL_20240210_024255389.jpg
それでは試食。
「いただきまーす!」
小豆島を代表する2蔵の醤油
ヤマロク醤油さんの再仕込醤油
正金醤油さんの薄口醤油
せっかくですので、どの魚には、どんな醤油が合うのかも感じていただきました。

PXL_20240210_024312757.jpg
たくさん食べてくれて嬉しい!!

PXL_20240210_024408725.jpg
一人、数切れずつしか食べてもらえないかと思っていましたが、
全種類制覇したお子様もいらっしゃいました!^^

PXL_20240210_024540745.jpg
ぜひぜひ、大人の皆様も食べてください!

PXL_20240210_024548588.jpg
講演会、解体ショーがあったら
やっぱり食べたいですよね!
驚いたのは、この日、人生で始めて生魚を食べられたというお子様が
二人もいらっしゃいました!
こんなに嬉しいことはありません!

PXL_20240210_025010232.jpg
皆様、長い時間集中を切らさず、終始楽しんでくださりありがとうございました。
各地でご依頼に応じてこのような講演会をしていますが、
施設や学校のルールで、食事はNGだったり、
スケジュール的に時間に限りがあったり、ご予算もあるものなので
講演内容は様々ですが、可能であれば魚を捌いて、
おすしにして食べるところまでできるのが理想的ですね。
ぼくは、絵本作家でもあり、すし職人でもある「すし作家」なのですから。
今回は調理室でしたので、魚を食べるところまで出来て本当に良かったです。

ーーーーーーーーーー

PXL_20240210_031304689.jpg
僕の講演会が終了後、1階のメイン会場に戻ると
サイン会ブースの準備がされていました。

PXL_20240210_030210090~2.jpg
気持ちを込めて、お一人お一人サインさせていただきます!

PXL_20240210_031315508.jpg
皆様、本当にありがとうございます。

IMG_20240214_203134_896.jpg

LINEALBUM24021.jpg
お!あそこで読み聞かせをしているのは

PXL_20240210_040542158.jpg
「布紙芝居 なにぬの屋」の 渋沢やこさん!
Instagram:https://www.instagram.com/yako_naninunoya/

PXL_20240210_040537125.jpg
布で作られた紙芝居とやこさんの読み聞かせがすばらしく
みなさん、引き込まれていました!

PXL_20240210_040722478.jpg
会場内のブースでは、岩崎書店さんによるワークショップ
「いつつごうさぎのきっさてん」 ガーランド作り

PXL_20240210_041830839.jpg
お!
今度は、ゆうくんの出番です。

PXL_20240210_034219861.PORTRAIT.ORIGINAL.jpg
絵本専門士ゆうくんの絵本バッグ

PXL_20240210_041837649.jpg
絵本の読み聞かせは天下一品!
子どもたちを惹きつける力が圧倒的に凄いのは、
普段、保育士さんをされていることも間違いなく関係しているでしょう。
ウクレレを奏でたり、音楽を流したり、
絵本の魅力を最大限に引き出して表現しています。

PXL_20240210_042410020.PORTRAIT.jpg
休憩のタイミングであやと君とママが
ウルトラマンパンを差し入れしてくださいました。
株式会社円谷プロダクション承認済のクリームパンです。
ごちそうさまです!!

PXL_20240210_045510554.jpg
そして、いよいよ始まりました!

PXL_20240210_050003975.jpg
よしなが こうたく先生のステージ!

PXL_20240210_050006399~2.jpg
さすが! としか言いようのない入場パフォーマンスからの怒涛のしゃべり!

PXL_20240210_050544562.PORTRAIT.ORIGINAL.jpg
絵本作家の枠では収まりきらない、もはやエンターテイナー。
芸人さん顔負けレベルの会話術で目の前の子どもたちを巻き込んで
盛り上げています。

PXL_20240210_051712496.PORTRAIT~2.jpg
給食番長の博多弁バージョンでの読み聞かせは、
絵本を読んだ時よりも、さらに五感で楽しませてくれるようなライブ感がすごかった!

PXL_20240210_060435380.jpg
ライブペイントも、こうたくさんが描いて見せるというのではなく
完全子どもたち参加型で、皆で作り上げていくスタイル。

PXL_20240211_001515291.PORTRAIT.jpg
こちらは、前夜の飲み会でいただいた
よしなが こうたく オリジナル缶バッジ!!^^

PXL_20240210_060453138.jpg
かなり長い時間でしたが、小さな子どもたちをずっと惹きつけっぱなしの
こうたくさんのスペシャルライブ、本当に素晴らしかったです。

PXL_20240210_010450115.jpg
ここで、僕は飛行機の時間が迫ってきたのでお先に失礼しました。
今回の絵本ワールド in ふくしま2024、みなさまの心に
少しでも響くものがあったのでしたら幸いです。
準備、運営からこの企画に携わっている関係者のみなさま。
今回も大変お世話になりました。
今後の絵本ワールドにもお声がけいただけるように、
次の絵本作りにも挑戦していきたいと思います。
おつかれさまでした。