絵本ワールド in ふくしま 2024
[すし・sushiメディア季節のおうち寿司海の生き物食遊び]
2024年2月10日(土)
福島県須賀川市(すかがわし)須賀川市民交流センターtette(テッテ)にて、
【絵本ワールド in ふくしま2024】 絵本と作者と子どもの広場 が開催されました。
〈入場無料・参加費無料〉
〈開催時間〉10:00~17:00
〈場所〉福島県須賀川市中町4-1 tette(テッテ)
ホームページ:https://s-tette.jp/index.html
〈絵本作家 講演会〉
10:30~12:00 おかだだいすけ先生
14:00~15:30 よしなが こうたく先生
〈お問合せ〉
絵本ワールドinふくしま実行委員会
電話: 024-531-4171
メール: jigyo@fukushima-minpo.com.jp
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【絵本ワールド】とは
「子どもの読書推進会議」が推進している、子どもの本のお祭りです。
2000年「子ども読書年」に岡山・静岡・福岡・札幌(北海道)・大阪・石川の6地域ではじめて開催され、
その後、岩手・宮城・山形・福島・栃木・神奈川・新潟・長野
愛知・奈良・兵庫・鳥取・島根・香川・鹿児島・沖縄で実施。
2011年度に東日本大震災後の困難な状況にもかかわらず、「絵本ワールド」を開催した福島は、2012年度も継続開催。
県内最大の避難所となったビッグパレットふくしまを会場として、多くの笑顔が生まれました。
「地域を元気にする!」と、その後も欠かさず開催されています。
「絵本ワールド」のおもなプログラムは、
①児童文学作家・絵本作家による講演やトークショー
②開催地域の読書グループ・ボランティアによるさまざまなワークショップ
また、1万点を超える子どもの本の展示会も同時開催されます
この「絵本ワールド」は、
開催地域の実行委員会(県立図書館・地元読書グループ・ボランティア・地元新聞社など)が中心となって事業を運営。
「子どもの読書推進会議」は、「絵本ワールド」をはじめて開催する地域の実行委員会の立ち上げからプログラムの検討、
「子どもゆめ基金」の申請および精算、告知等を全面的にサポートし、「絵本ワールド」の実施と実行委員会が
今後その地域での活動の中核となっていくよう、その組織作りに協力、読書の輪をしっかりと確実に広げています。
「子どもの読書推進会議」は、
各地域2回目以降の「絵本ワールド」も共催・後援。
各地にまかれた子どもの読書の種が育つよう、支援しています。
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以下、当日の様子です。
こちらが今回の会場
須賀川市民交流センターtette(テッテ)
須賀川市といえば、ウルトラマンやゴジラなどの
特殊撮影技術の第一人者であり、
特撮の神様とも呼ばれる円谷英二(つぶらやえいじ)さんの出身地。
ということで、福島空港はもちろん、須賀川市内の公道や
このtette内にもたくさんの怪獣やヒーローが、
ものすごいクオリティであちこちに鎮座しています。
バルタン星人もこのサイズ感にて、このクオリティ。
tette1階フロアには、個性溢れるチャレンジショップやカフェなどがあります。
イベント前日ということで、メイン会場の「たいまつホール」に下見にやってきました。
明るくて、とても綺麗な施設です。
tette 1階にあるカフェ
珈琲と菓子 kajitsu さん
Instagram:https://www.instagram.com/kajitsu__coffee.bakes/
須賀川市前田川
こだわり農家 清子さんのりんご(サンふじ)
これは美味しそう! ということで即買い^^。
kajitsuさんのお母様が育てたりんごだそうです。
お土産で持ち帰ると家族は大喜び。
あっという間に4つのりんごはなくなりました。^^
注文したコーヒーは、中深煎り グアテマラ&ブラジルの「イツモノ ブレンド」。
丁寧なハンドドリップで淹れていただいた珈琲はやっぱり美味しいですね!
2階にはこどもセンターやこどもライブラリー
3階がメインライブラリー
4階はしらべるライブラリー
と
須賀川地域コミュニティFM
「ウルトラFM」のスタジオがあります。
5階には「そらのテラス」
そして、
円谷英二ミュージアムがこのフロアのメインです。
特撮好きの方には、たまらない空間になっています。
アンギラス
誰しも撮影したくなる、ゴジラさんの前で記念撮影。
とにかく、凄い充実っぷりの施設tette!
tetteを満喫するのはこれくらいにしておいて
明日が本番の絵本ワールドの下見、下見!
前回の郡山市での開催に続き、今年もお声がけいただきましてありがとうございます!
絵本ワールド in ふくしま2022の様子はこちらからどうぞ。
https://www.sumeshiya.com/blog/2021/12/-in-2022.html
まずは本番にご一緒するこちらの愉快なお二人にご挨拶。
絵本作家のよしながこうたくさん(写真中央)
Instagram:https://www.instagram.com/koutaku_yoshinaga/
と
絵本専門士のゆうくん(写真左)
Instagram:https://www.instagram.com/yukun.e_hon/
大人気絵本「給食番長」の作家さんです。
この世界観とインパクト、みなさんもご存知ですよね!
僕の絵本「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」 /岩崎書店
と
絵本ワールドなのに、郷土寿司をベースにしたレシピ本「季節のおうち寿司」/PHP研究所
まで並べていただきありがとうございます!
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いよいよここからが、「絵本ワールド in ふくしま 2024」 本番当日の様子です。
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会場で最初に出会ったのが、
前回の絵本ワールドでお友達になった、あやと君。
可愛く成長しています!^^!
あやと君といえば、センス抜群の画力。
今日の再会を知って、絵を描いてプレゼントしてくれました。
あやと君Instagram:https://www.instagram.com/misakoayato.happylife/
見てください!この素晴らしい作品。
左から、ミミイカ、コウイカ、ダイオウイカですって!
翌日自宅に持ち帰り家族に見せると、妻がこの絵を気に入って、
いつの間にかLINEのアイコンにまでしていました。^^
同じ年生まれ、そして福岡繋がり!ということが判明した
よしながこうたくさんと岡田大介。
1日頑張っていきましょう!
全員集合
はじまりのあいさつ。
皆から一言ずつ、気合いたっぷりのメッセージをお話しいただいたところで、
絵本ワールド in ふくしま2024 スタートです!
今回の僕の講演会の会場の一つが
こちらのクッキングルーム。
この隣りのお部屋で講演会をしたあとに、このクッキングルームで実演もするという流れ。
それにしても明るく、清潔感のある綺麗なクッキングルームです。
それでは時間になりましたので、始めていきましょう。
会場を温め、盛り上げて、僕のことを面白おかしく紹介してくれた、ゆうくん。
写真絵本「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」の中で
伝えきれなかったメッセージを、
子ども向けと大人向けの内容を交えてお話ししていきます。
おすしを通じて伝えられるメッセージというのは、
講演回数を重ねるごとに増えているように感じます。
みなさま、最後まで集中して真剣に聞いてくださりありがとうございました。
次は、隣りのクッキングルームに会場を移して
本物の魚を観察していただきます。
扉を開けてすぐなので、とっても便利!
はい、みなさま。
僕のまわりに集まってくださーい。
今日は3種類の魚の解体ショーをしていきます。
この魚、わかりますか?
マサバです。
銀色に輝くのマサバの舌には、大人からも歓声が!
魚関連の仕事をしている人からしたら当たり前のことでも
一般的には、マサバの口を開ける機会は少ないですもんね。^^;
ヤナギムシガレイの口の小ささに驚いたり、
「ホウボウにも舌がある〜!」っと発見したり。
こちらが、ホウボウの舌。
ホウボウに足(指状軟条)が6本あって歩くことなど。
それぞれの魚ごとに、知らずに触ると危険な尖ったヒレなどを中心に
特徴を知っていただきました。
次に、魚に触っていただく時間。
どこが危険なのかさえ、はっきりわかれば
子どもたちは興味津々に触りまくります。
魚に夢中の子どもたち、
見守る大人の皆様、
中には、魚に触りたくなって触っている大人の方も!^^
落ち着いたところで、魚さばきの実演です。
生きものが、どのタイミングから食べものに見えてくるのか?
お魚がさばかれて、このような状態にまでなると、
「おいしそー!」と、食べものに見えてきたようです^^。
骨はしっかりと取り除く。
せっかく魚を食べるのが好きなのに、骨があることで嫌われてしまうことも多々あります。
魚が嫌いなのではなくて、魚の骨が苦手ということで
魚離れと言われてしまう事態になっていることも少なからず事実です。
生きものが食べものになるまでの全行程を見ることで
しっかりと食べものについて理解することができます。
マサバの骨
魚の身と酢飯と一緒に握ればおすしの完成だよ。
というところまで説明を終えたところで、
サプライズ!
今日は特別に、
キンメダイ、マダイ、カンパチ、サーモンを少しずつですが
試食していただきます。
マダイを切りつけていくと、
「おいしそー!」 ・ 「たべたーい!」の声。
魚の内臓など、グロテスクで臭いがするものを感じたばかりなのに
やはり、お刺身になればそんなことはすっかり忘れてスイッチが切り替わります。
キンメダイを切りつけて、
カンパチを切りつけて、
キンメダイの刺身
それでは試食。
「いただきまーす!」
小豆島を代表する2蔵の醤油
・ヤマロク醤油さんの再仕込醤油
・正金醤油さんの薄口醤油
せっかくですので、どの魚には、どんな醤油が合うのかも感じていただきました。
たくさん食べてくれて嬉しい!!
一人、数切れずつしか食べてもらえないかと思っていましたが、
全種類制覇したお子様もいらっしゃいました!^^
ぜひぜひ、大人の皆様も食べてください!
講演会、解体ショーがあったら
やっぱり食べたいですよね!
驚いたのは、この日、人生で始めて生魚を食べられたというお子様が
二人もいらっしゃいました!
こんなに嬉しいことはありません!
皆様、長い時間集中を切らさず、終始楽しんでくださりありがとうございました。
各地でご依頼に応じてこのような講演会をしていますが、
施設や学校のルールで、食事はNGだったり、
スケジュール的に時間に限りがあったり、ご予算もあるものなので
講演内容は様々ですが、可能であれば魚を捌いて、
おすしにして食べるところまでできるのが理想的ですね。
ぼくは、絵本作家でもあり、すし職人でもある「すし作家」なのですから。
今回は調理室でしたので、魚を食べるところまで出来て本当に良かったです。
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僕の講演会が終了後、1階のメイン会場に戻ると
サイン会ブースの準備がされていました。
気持ちを込めて、お一人お一人サインさせていただきます!
皆様、本当にありがとうございます。
お!あそこで読み聞かせをしているのは
「布紙芝居 なにぬの屋」の 渋沢やこさん!
Instagram:https://www.instagram.com/yako_naninunoya/
布で作られた紙芝居とやこさんの読み聞かせがすばらしく
みなさん、引き込まれていました!
会場内のブースでは、岩崎書店さんによるワークショップ
「いつつごうさぎのきっさてん」 ガーランド作り
お!
今度は、ゆうくんの出番です。
絵本専門士ゆうくんの絵本バッグ
絵本の読み聞かせは天下一品!
子どもたちを惹きつける力が圧倒的に凄いのは、
普段、保育士さんをされていることも間違いなく関係しているでしょう。
ウクレレを奏でたり、音楽を流したり、
絵本の魅力を最大限に引き出して表現しています。
休憩のタイミングであやと君とママが
ウルトラマンパンを差し入れしてくださいました。
株式会社円谷プロダクション承認済のクリームパンです。
ごちそうさまです!!
そして、いよいよ始まりました!
よしなが こうたく先生のステージ!
さすが! としか言いようのない入場パフォーマンスからの怒涛のしゃべり!
絵本作家の枠では収まりきらない、もはやエンターテイナー。
芸人さん顔負けレベルの会話術で目の前の子どもたちを巻き込んで
盛り上げています。
給食番長の博多弁バージョンでの読み聞かせは、
絵本を読んだ時よりも、さらに五感で楽しませてくれるようなライブ感がすごかった!
ライブペイントも、こうたくさんが描いて見せるというのではなく
完全子どもたち参加型で、皆で作り上げていくスタイル。
こちらは、前夜の飲み会でいただいた
よしなが こうたく オリジナル缶バッジ!!^^
かなり長い時間でしたが、小さな子どもたちをずっと惹きつけっぱなしの
こうたくさんのスペシャルライブ、本当に素晴らしかったです。
ここで、僕は飛行機の時間が迫ってきたのでお先に失礼しました。
今回の絵本ワールド in ふくしま2024、みなさまの心に
少しでも響くものがあったのでしたら幸いです。
準備、運営からこの企画に携わっている関係者のみなさま。
今回も大変お世話になりました。
今後の絵本ワールドにもお声がけいただけるように、
次の絵本作りにも挑戦していきたいと思います。
おつかれさまでした。