大阪府 羽曳野市立 高鷲小学校
2024年10月31日
大阪府 羽曳野市立 高鷲小学校(はびきのしりつ たかわししょうがっこう)
(設立:1873年6月18日)
朝8時、
登校中の生徒さんたちに怪しまれながら担当の先生と一緒に正門をくぐらせていただきました。
朝の校庭、空気も澄んでいて気持ちがいいです。
本日の会場は体育館、1年生から6年生の全校生徒に向けた講演会です。
実は一番難しいのがこのパターンでして、
1年生に伝わるように、6年生がつまらなくないように。
このバランス取りが重要になってきます。
資料はもちろん全てふりがな付きです。
ブルーシートが敷いてあるということは、
講演だけでなく魚さばきもする授業となります。
体育館の壁面に各学年ごとに作品の掲示やメッセージや貼られていました。
講演準備をササっと整えて、片っ端から拝見させていただきました!
1年生の作品は、紙粘土で作られたすし「粘土ずし」にマグネットが付いていて
ホワイトボードに飾られています。
粘土のカッパ巻きなのにとっても美味しそう!
手巻き寿司のように包み込んだカッパ巻き?これも食べやすくて美味しそう!
赤いリボンをつけたカワイイすしキャラ!
マグロのトロ感がとても上手に再現されていますね!
なんだこのカワイイえびちゃんずし!
2年生は「おすしやさんにいらっしゃい!」を読んで
ということで、図鑑なども活用しながら好きなおすしの魚の絵と理由をまとめて作品集にして
司書の奥川歩先生が事前に送ってくださいました。
驚くほどみんな絵が上手です!
ホタテガイ
さけ
さけ
黒マグロ
サケ
えび
サケ
マグロ
さけ
まぐろ
ぎんざけ
サーモン
タイ
イカ
いくら(サケ)
イカ
えび
マグロ
さけ
マグロ
さけ
タイ
まぐろ
さけ
サーモン
サーモン
サーモン
クロマグロ
サケ
サケ
サケ
ブリ
ヒラメ
めだい
さけ
サケ
しろざけ
ベニザケ
シャケ・アキアジ
くるまえび
サケ
みなみまぐろ
さけ
マグロ
ひらめ
あまえび
ヒラメ
アオリイカ
カニ
こちらは3年生の作品、海の中が彩りよく描かれています。
こちらは4年生の作品
海の中が可愛く賑やかに描かれています。海藻も生えていて嬉しいです!
5年生からは質問やメッセージなどが貼ってありました。
キンメダイの卵、食べられますよ。
こちらがキンメダイのブログです。
https://www.sumeshiya.com/blog/2016/05/post-568.html
キンメの卵料理の写真が載ってなかったですね。。
次に料理した時にしっかり撮影してこのブログに掲載するようにしますね!
絵本を読んでおすしが食べたくなってくれて嬉しいです!
イカが死ぬと白くなるのは、イカの皮膚には色素胞と呼ばれる細胞があって、
この細胞の働きによって体色を変化させることができます。
イカが生きているときや鮮度が高い場合は、神経の働きで色素胞が活発に動いているため、
体が透明に見えますが、イカが死んでしまうと神経活動が止まり、色素胞の働きも停止するため、
白く見えます。
これからも、なんでも気になることは疑問に思って質問したり調べる習慣を続けてくださいね^^。
さすが高学年の6年生の質問は、一歩踏み込んだ内容が多かったです。
おすしやさんにいらっしゃいを読んで 6-1
イカのスミには、人間の髪の毛や目の色を作る成分と同じメラニンという色素成分の一種が含まれていますよ。
あとは、アミノ酸も多く含まれているので、味がとってもよく、イカスミパスタが美味しいのはそのためですよ。
それから、キンメダイのウロコに限らず、ウロコをしっかり洗ってから水の中に入れてかき回すと
ウロコに光が反射してキラキラと光ります。特にキンメダイはウロコに赤い色素が残っているため
光と混ざってピンク色に見えます。
イカは貝の仲間というのは、イカも進化前は貝殻が外側にあったみたいです。
進化後はその貝殻を体の内側に入れて内臓を守り、動きやすくなったのでしょうね。
キンメダイが赤い理由は食べているエサ(エビやカニなどの甲殻類)の色素(カロテノイドの一種「アスタキサンチン」)が影響しているといわれています。
僕の好きなすしネタはシメサバです。
お米を使った酸っぱいものが「すし」なので、普通のごはんではお刺身ごはんになってしまいます。
どちらも美味しいのですが、酢飯には、砂糖、塩、酢が使われていることが多いため
甘い、しょっぱい、酸っぱいの3つの味わいが魚の旨味と合わさることで相乗効果を生み出し
普通のごはんで食べるよりも美味しく感じるわけです。
ぜひいつか食べ比べしてみてくださいね^^。
実は魚も、人間みたいに骨がいっぱいあるのですよ!
ぜひ調べてみてくださいね^^
おすしやさんにいらっしゃいを読んで 6年2組一同
講演開始
魚さばきの実演と小島博之校長先生のお話
この日、小学校に持ち込んだ魚たち。
こちらの赤い魚はホウボウ。
口のところをよく見ると魚を咥えています!!?
口の中には、キビレアカレンコらしき魚が入っていました。
食物連鎖を伝えるにはピッタリの偶然に子どもたちも驚いていました。
銀色に輝くタチウオ
持ち込んだ魚をじっくり観察していただきます。
触りたい人は触ってもOK!
子どもたちの様子を見ていると、やっぱり本物を見て触るのが一番の答えです。
後日4年1組担任の赤﨑奈穂先生から子どもたちの感想が送られてきました。
先生からのメッセージとともに、ご丁寧にありがとうございます。
・すごく分かりやすく魚のことを教えてくれてありがとうございました。
・すごく上手でわかりやすかった!美味しそうでした。興味のない釣りも面白そうに思えてきました。
・食べ物の大切さを教えていただきありがとうございました。
・私はサーモンが好きです。岡田さんはなんの魚が好きですか? サバです。
・さばき方とても上手でした。いつかさばいてみたいです。
・お父さんと魚釣りをしたときにウロコ取り、魚さばきをしてすしを握ってみたいです。
・学校に来てくれるって知ったとき、すごく嬉しかったです!
・とてもおいしそうで、おすしが食べたくなりました。
・おすしのことがもっと知れたので、自分で作りたいと思いました。
・魚が好きで、ずっと前から岡田さんの授業を楽しみにしていました!とても勉強になりました!
・またこういう機会をお願いします。
・コショウが元々は生きものだと初めて知りました。
・今まで目の前で魚をさばくところを見たことがなかったので嬉しかったです。
でもわたしは魚を見るのは苦手です。
でも今日は岡田さんが遠くからわざわざ来てくださったので頑張って見ました!勉強にもなるので。
わたしが大人になったら岡田さんのおすしやさんにいってみたいです。
おとなになるのが待ちきれません!
【大阪府羽曳野市立高鷲小学校】
所在地:大阪府羽曳野市島泉2丁目1−19
電話番号:072-955-4481