長崎県五島市「うた丸」素潜り漁師 森川純さんのガンガゼ
[すし・sushi海の生き物海藻釣り・Fishing長崎県]

2026年1月19日 長崎県五島市
近年、各地で大量発生して海藻を食べまくっているガンガゼ。
駆除ばかりするのではなく、程よく獲って、美味しい食材として流通させることで海の生態系のバランスを整えたい。
そうすることで海藻が増え、魚が増えて欲しい。
そんな想いで活躍されている素潜り漁師 「うた丸」の森川純(もりかわじゅん)さんにお会いしてきました。

海に浮かべてあるのは、お手製の筏(いかだ)と船。
獲ってきたガンガゼは毒のある長い棘だらけで、加工場に持ち込むと商品に混入する可能性も高まるため、海上で処理をするのだそうです。


カゴの中で活かしておいたガンガゼを

水揚げしてくださいました。

こちらがガンガゼです。
ガンガゼはウニの仲間で、ガンガゼ目ガンガゼ科に分類されています。
殻の直径は約5~10cmほど、トゲの長さは約20~30cmほどあります。
真っ黒なものもいれば、白い棘のガンガゼもいます。
今のところ別種ではないようです。
両方、味見をしてみましたが違いは感じられませんでした。

バーベキューで使う網でガンガゼの棘をあっという間に取る技!
良いことを教えていただきました!
棘の取り方ショート動画、ブログ後方に貼っておきます。
ちなみにこれまで、イシダイやイシガキダイ釣りの時に使用するガンガゼの棘は、ハサミで切っていました^^;。

あっという間に長い棘が取れました。

すぐに試食出来るようにと、あらかじめ殻を剥いて用意してくださってました。

実入り十分です!

これまで各地でガンガゼを割って味見してきましたが、ここまでたっぷり身(生殖巣)が入っているのは初めてみました。
味も食感もバッチリ!
ムラサキウニの味をほんのり優しくしたような味わい。
食感は、とろりではなく、ぶるりんとしていて、舌で潰すとエグ味の無い程よいコクがあってとても食べやすい!
間違いなく、ムラサキウニの代用になります。
他地域の海で食べたガンガゼとこれほど違うのは、やはり捕食しているものの違いなのでしょう。

加工場にも入らせていただきました。

生のウニ、いや、生のガンガゼだけでなく、
塩ウニ、いや、塩ガンガゼも作られています。
塩分濃度を極力抑えてあって味の濃厚さが増して美味しい一品になっています。
これ以外にもホエイ(乳清)と合わせて、よりガンガゼが美味しくなるというオリジナル過ぎる一品があるということで後日送っていただくことにしました。

海藻が豊かな未来の海を願う気持ちが一緒なので意気投合が秒だった森川さん。
今後、様々な場面でこのガンガゼを活用させていただきますね!
ガンガゼのイメージが覆る!!
長崎県五島市「うた丸」森川純さんの絶品ガンガゼをすしにしてみました。
ガンガゼの棘の取り方も!
ショート動画(2分58秒)
【「うた丸」素潜り漁師 森川純さん】
Instagram:https://www.instagram.com/1.utamaru/
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2026年1月26日
注文していたガンガゼが森川さんから届きました。
左から
生ウニ・塩ウニ・ホエイウニ もとい。
生ガンガゼ・塩ガンガゼ・ホエイガンガゼ

生ガンガゼ
まだプリプリしてます。

塩ガンガゼは、とろけて味が濃くなっています。

ホエイガンガゼは、プリッと感はないものの、エグ味が極少な森川さんのガンガゼから、さらにエグ味を取り除いたような味わいです。
それでいてガンガゼの旨味がしっかりと引き出されていて、この食べやすさなら、食わず嫌いな方にもチャレンジしていただけるレベルです。
それぞれのガンガゼを握りずしにしてみました。

生ガンガゼの握りずし
器:松浦健司(まつうらけんじ)さん


ウニが好きな人なら、きっとこのガンガゼ気に入ってくれると思います。

塩ガンガゼの握りずし
器:安達健(あだちたけし)さん


塩が強い塩ウニは各地に色々とありますが、ごく少量の絶妙な塩分が加えられたことでガンガゼが格上の味わいに昇華しています。

ホエイガンガゼの握りずし
器:竹下鹿丸(たけしたしかまる)さん



ホエイガンガゼ、すっきりとガンガゼ味に仕上がっていて旨いなー。

同じガンガゼでも、それぞれ特徴があってどれが一番とかない感じです。
器:藤島明範(ふじしまあきのり)さん

このガンガゼずしを食べられる機会、作っていきたいと思います。



