土佐の木曜市(もくよういち)
土佐の日曜市(にちよういち)という街路市は有名ですが、
実は、火曜市、木曜市、金曜市もあるのご存知でした?
日曜市が規模的には圧倒的に大きいですが、
地元の方々の普段使いのお買い物などにも利用されているのがこれらの市です。
今回ご紹介させていただくのは「木曜市」。
高知市を東西に走る電車通りと高知県庁からの南北道が交差する「県庁前」。
そこから南へと木曜市が並びます。
県庁や市役所,オフィスビルが立ち並ぶ好立地から
日曜市に次いで人気が高く、手軽な昼食や晩ご飯の食材を買い込んだりする姿も見られます。
お赤飯、たまに食べたくなりますよね。
そして、奥にあるのが!!
高知県を代表する郷土寿司「田舎ずし」です。
採れたての新鮮野菜や
乾物類がずらりと並んでいます。
野菜だけでなく、このような「ちりめん」や「イワシの干物」なども販売されています。
「麦りょうせん」
四国を旅していると時々見かける麦芽糖水飴(ばくがとうみずあめ)です。
香川の「ぎょうせん飴」も有名ですが、原材料がちょっと違っていたかな。
おおおおおお!
これを探していたんですよ!
「葉にんにく」。
高知県では、冬のド定番の野菜で
「ぬた」作りにはかかせない素材の一つです。
こうして手軽に「葉にんにく」が手に入るご近所の方は本当に羨ましい。
日曜市でも大人気の「大平商店(おおひらしょうてん)」さんが木曜市にも出店していました。
揚げたてのいも天をゲットです!
さらっと、魅力的な食材が並んでるー!
「榊(さかき)」と「樒(しきみ)」 の違いご存知ですか?
榊(さかき)は、つばき科の常緑広葉樹で神事に用いられます。
神棚用にお花屋さんによく購入しに行ってたなー。
樒(しきみ・しきび)は、モクレン科の常緑広葉樹で仏事に用いられます。
どちらもよく似た葉を持つ植物ですが、
榊の葉は樒の葉に比べて丸みを持ち光沢があるのが特徴で、
樒の葉は榊の葉に比べて細長目で光沢は榊の葉ほどありません。
お!探してたやつだー!
さつま芋とお餅で作られる「いも餅」
外側にはきな粉、内側にはあんこが入っています。
おそば、うどん、冷やしあめ。
木曜日以外は一般道ですが、木曜だけはこの路上で食事ができます。
屋台文化ってやっぱりいいですね!
またまた「田舎ずし」発見!
それ以外にも、ちらし寿司、サラダ巻き、たけのこ寿司
ピリ辛めんたいこ巻き、鳥そぼろ巻き、いなり寿司などなど。
他にもおすしを販売しているお店がたくさんありました。
さすが、郷土寿司大国高知県です!
突き当たりにある鷹匠公園から木曜市を見渡すと、
そこはもはや、ホノルルでした。
モコさんが言ってたな。
手前から「ワシントンヤシ」、「クスノキ」、「イチョウ」と、
異質な街路樹が並ぶ、植物学者も驚く稀有な通りだよと。
その奥には高知城天守閣が見えますので
ホノルルではなく、高知確定です。
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【土佐の木曜市】
場所:高知県庁前
長さ:約200m
店数:約70店
期間:毎週木曜日(1月1日・2日を除く)
時間:午前6時頃から午後3時頃まで
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ひと通り木曜市を歩いたところで、すぐ近くの鏡川(かがみがわ)の河川敷へ。
空が冷たく澄んだ1月の鏡川。
土佐藩五代藩主「山内豊房」によって
『我が影を映すこと鏡の如し』という清流からその名が付いた鏡川。
朝日さえもしっかりと映し出していました。
ここで、大平商店さんの「いも天」をいただく!
カリほわ食感で温かくて甘くて、おいひー!
2種の「いも餅」もOPEN!
むにゅもち食感で、こちらもうまひー!
鏡川と、そこに映される何かを見ながら食べる。
そんな朝ごはんもたまにはいいじゃないですか?
という感じに、朝からお芋ばっかり食べて、イモってしまいましたが
木曜市の後に鏡川、オススメです!