鳥もと(岩手県宮古市)
岩手県宮古市
僕の中で、宮古と言えばこのお方、小幡勉(おばたつとむ)さんです。
有限会社とりもと、そしてNPO法人「イーハトーブとりもと」の代表である小幡さんは
1948年生まれ、東京都目黒区武蔵小山出身のシティボーイですが
田舎暮らしに憧れ40数年前に、新宿区四谷生まれの奥様と宮古に移住されました。
食いしん坊でビール好きな小幡さんは、宮古市内にて
焼き鳥屋「鳥もと」
インド料理屋「咖哩亭(カリー亭)」
更にレトルト食品工場などを経営しながら、
一般企業などでの就労が困難な障がい者の方々が、様々な生産活動などを通じて、
就労に必要な知識や能力の向上のために必要な訓練を受けることができる
通所系サービス「うまいもん製造所就労継続支援A型事業所鳥もと」を行っています。
ちなみに、鳥もとの名前の由来は、小幡さんの
大好きな焼き鳥の「鳥」と
大好きなモーターサイクルの「モト(motor)」から来ているそうです。
「焼き鳥 鳥もと」 と 「咖哩亭(カリー亭)」は、元々宮古市内の別の場所にありましたが
2023年現在はどちらもこの場所で営業されています。
「咖哩亭(カリー亭)」では、インド人シェフ チャンダンさんによる本格インド料理を
宮古で味わうことができます。
小幡さんとカレーランチ
カレーって、定期的に食べたくなりますよね!
こちらは、ティッカ。
デザートとコーヒーまで付いてきます。
カウンターから見えるテレビから、あいみょんの名曲「愛の花」が聞こえる、もしや「らんまん」!!
大好きな岩手で大好きな高知を感じて
表現するのが難しいタイプの嬉しい感情がわいてきました。
小幡さんと出会ったのは2009年。
僕が文京区でオープンしたカフェ「suido cafe」の人気定番ランチメニュー
にさせていただいたのが咖哩亭(カリー亭)さんの「やわらかチキンカレー」です。
こんなパッケージで、店頭販売もされています。
僕もコラボで牛カレーを作っていただいておりました。
【岡田大介の肉を塊でじっくりコトコト煮込んだカレー】
http://www.sumeshiya.com/blog/2020/09/-t.html
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ある日の鳥もとディナー
ここに、「鳥もとのこだわり」を記しておきます。
豚肉:龍泉洞黒豚(生産者 岩泉町 高橋真二郎さん)
鶏肉:岩手県産鶏肉
醤油:盛岡浅沼醤油岩手県産丸大豆醤油(焼き鳥のたれに使用)
醤油:山形県三吉醤油(鳥刺し、冷奴、お漬物等に使用)
味噌:はるこま味噌(栃木県馬頭の天然醸造)
塩:宮古の塩、野田塩、粟国の塩。天日塩
ソース:高橋ソースカントリーハーベスト
牛乳:田野畑山地酪農牛乳
その他の食材:主に岩手県宮古市産
鳥もとさんは、いわゆる食品添加物は使用せず、優れた食材と丁寧な調理で
食材本来の美味しさをいかした料理を提供されています。
ではでは、サッポロ生ビールで乾杯!
宮古水揚げ刺身盛り合わせ
佐々菊商店拘りのタコ刺し
昆布〆宮古の真鱈(マダラ)の冷燻
新鮮な鳥刺し
宮古トラウトサーモン
そして一番奥には、僕が今朝、宮古港の平進丸さんで釣ってきた
マコガレイをお刺身にして盛り込んでくださいました!
すし職人がヤバいと思う瞬間。
それは、刺身が美味しい焼き鳥屋さんに来たとき。
きゅうりぬか漬け
串揚げ
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さすが小幡さん、
この日ちょうど従業員の方々のために準備を整えていた寮が、
なんとお庭付きの立派な日本家屋!
入寮前に、ちょいと内見させていただきました。
リビング
広い和室に
炉が切ってあります。
営業前ミーティングでは、
いつもにこやかな小幡さんもビシッとした経営者の口調で、締めるところは締めてらっしゃいました。 しかし、その後はすぐにまたいつもの笑顔に。^^
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2023年4月20日から4月24日まで、岩手県8カ所にて
写真絵本 【おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで】の
講演会をして回るにあたり、
ご協力してくださった関係者の皆様が鳥もとに集合してくださいました!
ビールがうまいことうまいこと!!
宮古は上質なミズダコが獲れることでも有名です。
宮古トラウトサーモン
焼き鳥の前の一品料理がどれも美味しい!
低温調理されたレバ刺しとイカ肝ルイベ
カキフライ
ホヤ
そうだ、ここは焼き鳥屋さんだったんだ!
ということをこの一皿が来るまで忘れてしまうほどです。
本命の焼き鳥はもちろん全ておいしいんです。
インドカレー屋さんも兼ねているから、ナンを焼くための窯があるわけで
ピッチァも美味しい!
近所にあったら嬉しい名店です!
小さなホタテがモリモリ、これはどんなお料理になるんだろう??
美味しく楽しい夜、みなさんお集まりくださりありがとうございました!
鳥もとさんご馳走様でした!
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ある日の鳥もと
今夜もお客さんでいっぱい。
ということで、
鳥もとの入り口奥にあるワインバーへ。
ソムリエ、チーズプロフェッショナル、チーズシュバリエの資格を持った小幡さんの奥様が用意したワインとチーズを楽しめる隠れ家的空間です。
小幡さんと飲むビールはなぜこんなにうまいのか?
ビールメーカーさんに検証していただきたいほどです。
スパニッシュオムレツ
鳥もとさんの焼き鳥が本当にうまい!
シドケ(標準和名:モミジガサ)
ササミと山菜の昆布締め
牡蠣の串焼き
これも旨くてまいったー!
CHIANTI CLASSICO Riserva 2016
ここで、おキャンティ! トスカーナに想いを馳せながらコクリ。
チーズプロフェッショナル & チーズシュバリエ がセレクトしているチーズ
こんな美味しいチーズが宮古でずらり!(ごく一部です。)
好きが昂じてなのでしょうが、よしこさんのチーズとワインへの情熱が
この空間に溢れています。
本格的なほうれん草カレー!
パニール(水牛乳を使用したインドのカッテージチーズ)も入っています!
ナンなんだ、このうまさ!
食いしん坊おじさん
最高の顔してます!^^!
最後に、宮古のイチゴと山地酪農の牛乳で作られた、極上のいちごミルク。
田野畑村 吉塚さん一家のドキュメンタリー映画「山懐に抱かれて」を思い出します!
https://www.sumeshiya.com/blog/2019/03/post-4516.html
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様々な加工品も作っている
NPO法人イーハトーブとりもとさん
この炊き込みご飯も美味しかったー!
岩手のうまい炊き込みご飯
豊かな香りの
岩手県陸前高田産シーベジタブルのすじあおのり添え
http://www.sumeshiya.com/blog/2021/05/post-7029.html
三陸たこめし
秋刀魚めし
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2014年7月8日 鳥もとディナー
コック服を着た小幡勉シェフ、似合いすぎです。^^
中央:小幡シェフ
左:豊田麻美さん
右:熊谷正則さん
マダラの姿造り
左:北三陸ファクトリー 下苧坪之典さん
中:酢飯屋 岡田大介
右:鳥もと 小幡勉さん
夜の加工場見学
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2014年4月9日
インド料理屋「咖哩亭(カリー亭)」
ランチにて
ビュッフェ形式で色々なカレーが食べられるスタイル。
ご飯を十字に盛り付けることで、味が混ざらないようにしてみました。
当時のお店は、ナンも食べ放題でした!
2011年の東日本大震災で津波が床上浸水し
電子部分ギリギリの高さで生き残った機械。
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2013年8月22日
久しぶりの鳥もとさんへパルズのゆかちんと。
田野畑山地酪農牛乳でお出迎えしてくださいました。
2011年4月18日
東日本大震災後、連絡が取れていなかった小幡さんが突然
酢飯屋にいらして下さった時の安堵の再会写真。
これよりも以前の写真は、また見つけ次第ここに追記していきたいと思います。
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【鳥もと】
所在地:〒027-0083 岩手県宮古市大通2丁目6-12
TEL:0193-63-6776
ウェブサイト:https://www.torimoto.jp/